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オヤジモデラーの目を潤ませた「プラモ」にまつわる素敵なエピソード

 noteの世界のみなさん、こんにちは。オヤジモデラーのきんぐじょーです。今回の記事はいつもの「制作記」ではありませんが、プラモデルにまつわるちょっと素敵な新聞記事を見つけたので、ご紹介したくなりました。私が思ったことを書き連ねただけなので、ご容赦くださいまし。

 この新聞記事は2024年6月14日に「北海道新聞デジタル」に公開されたものです(ちなみに、私は北海道在住者ですので、北海道新聞を購読しております)。記事のタイトル(新聞だから見出しですね)は「かっちゃんのガンプラ、輝き再び 岩内の玩具店、母親から息子の形見託され展示」。

 お話の舞台は、北海道の岩内町にある老舗玩具店。10年前に病気で急逝した息子さんが趣味で作っていたガンプラを「形見」として長年保管してきた母親が「自分の手で捨てられない」とお店に相談。同店の店員がほこりや汚れを丁寧に落として、そのプラモデル作品を店頭に展示しているーという話題です。

 この記事を読んだとき、還暦間近で最近は特に涙もろくなってきているオヤジモデラー、思わずウルッときてしまいました。

 まずは、「形見のプラモデルを捨てられなかったお母さん」のこと。記事によると、息子さんは42歳と若くして他界したそう。その亡き息子さんが丁寧に制作していたガンプラ作品、少しオーバーかもしれませんが、いわば「生きた証」の1つですよね。親としてはそう簡単には捨てられないに違いありません。70代というこのお母さん、「息子の形見を何とか…」とすがるような思いで、お店に足を踏み入れたことだったと思います。

 この記事を読んだ私、つい「自分が世を去るとき、これまで作ってきたプラモは、どうしようかな?」と考えてしまいました。「このお母さんのように、おれの家族も『自分では捨てられない』と困るかもしれないな」。

 今のうちに出来の良い3つくらいを選んで「形見としてしばらく取って置いてくれるとうれしいな。ただし3年くらいたったら捨ててもいいよ」とでも言い残しておこうか? とも。

私の場合、もし形見に取っといてもらうなら、まずはこのファルコンでしょうか

 もうひとつ、心の琴線に触れたのが、お母さんから相談を受けて作品を引き取り「お店に展示」することにした玩具屋さんの対応と心意気です。
 息子さんの制作したガンプラは相当に出来の良いものだったようですが(記事の写真では小さくしか映っていませんが、かなり良い仕上げであることがうかがえます)、きちんと埃を払ってきれいにしたうえで、飾っているとか。

 亡きプラモデル制作者への敬意、心遣い。プラモデルを扱うお店の方というだけでなく、お店の人も、きっとプラモ好きの人なんだろうと思います。
 プラモ女子の姿を描いたテレビドラマ「量産型リコ」の3シーズン目が始まるそうですが、このドラマに登場する模型店の店主「やっさん」みたいな方に違いありません。もちろん私は、こちらのお店に行ったことはありませんし、店の方に会ったこともないのですが…でも、そう思いたいです。

 北海道のとあるマチの玩具店で繰り広げられた「プラモデル」にまつわるエピソード。プラモデル好きな方には多少なりとも共感していただけるお話ではないかと思い、noteを通じて共有してみたくなった次第です。
 読んでいただいて、ありがとうございました。なお、次回投稿では、いつもの「制作記」をご紹介する予定です。では、また。

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 記事は上記リンクから。有料記事のため冒頭だけですが(店頭に飾られているガンプラの写真は表示されると思います)、「北海道新聞デジタル」の無料会員になると、月に5本まで記事の全文が読めるそうです。関心のある方はぜひ。 

 

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