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2022年、春。

久しぶりのブログです。

NOZOMI YAという呑み屋をはじめてから、日頃会う人が多くなりました。昔はもう少し、ミュージシャンとお客さん、の距離感があったからか、こういう文章も書きやすかったと思うのですが、最近はこうして書いたものも、普段の生活で非常に身近である人が読むもの。となってしまったような気がして、そうなると特段こういった文章も書く必要がなくなっている気がしたのか、あまり筆が進まないなと思っていました。

しかしながら今年も今日まで色んなことがあり、そしてこれからまた色んなことがあるわけでして。備忘録も兼ねて書こうと思い立ちました。おそらくまあまあ長くなると思うのですが、お時間あればお付き合いください。

まず、1月~3月。弾き語りツアーに行きました。北は北海道、南は沖縄・・・というと相当大規模なツアーのようですが、8箇所くらいだったかと思います。途中、コロナの影響もあり公演が延期になったり。所謂”まん防”のおかげで営業時間短縮による公演時間の変更、もありました。がしかし、予定していた街へは全て行くことができ、その後の動向的にも、把握している限りではありますが、コロナ感染等は発生しなかった。と言うことでした。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

特に沖縄にははじめてライブに行ったのですが(結局沖縄は弾き語りではなくバンドでのツアーになりましたが)、フェス出演のために事前のPCR・
もしくは抗原検査が必要でした。「ここで万が一陽性だと、このあとの仕事にもツアーファイナルにも影響する」と思うと、検査を受けるのも緊張しましたが、無事に陰性とのことでした。こういう検査で、ふいに陽性判定となる人も多いんでしょうね。仕方のないことなのですが、大変な世の中になってるなと改めて思いました。

最終日の池下ストレガは、まあ静かなライブでした。それでもあの日が自分にとって、とても大事な日ではありました。様々な緊張感、これは演奏ではなくてツアーをするということの責任とかですが・・・本来、感じなくてもいいようなことが沢山あって、それからの解放を感じていたのかもしれません。終わった後マルシンへ行き、ここでも静かに、一杯飲ませてもらいました。店主の公也さんと二人きりだったからか、色々嬉しい言葉をいただきました。久しぶりに人に褒められたような気がしました。

それから、4月10日に江南ハニービートで、翌日11日は名古屋ダイアモンドホールにて「YAGURA 2022 Pre season match」と題しましての我々のビッグイベントがありました。

”30PARTY”という、クロスロードミュージックのカツオさんが主催で毎年アポロベイスで行われていた年末忘年会イベントがあったのですが、それへのリスペクトの意味をこめて開催しました。アポロベイスが今年3月で閉館となったこともありました。自分がこういうことを言うのは非常におこがましいことではあったのですが、”30PARTY”のようなパーティーになればいいと思って企画しました。

聞く人によっては「いやお前誰だよ」って感じだと思うのですが笑、去年から続く我々のYAGURAの活動を、特に”30PARTY”を楽しんでいた方が応援してくれているような雰囲気があり、それに対しての自分なりの恩返しの意味もありました。

新しいことをやろうとすればするほど、毎回強気でやってるわけではなくて、どちらかというと自分の存在の無力さを感じることのほうが多いです。冒頭でも書いた通り、身近な方が関わってくれている分、良い声も悪い声もすぐ耳にはいってくるものです。そのたびにできるフォローはその場でしようと心がけるのですが、それでも手が届かないことの方が多いので、その分は今後の活動で示していくしかない。といつも腹を括ってます。

相手が望むリアクションを自分ができていないことは往々にしてあります。自分の思いも、その1割も届かないこともあります。が、それらは全部自分の力不足ですし、不足しているのは今にはじまったことじゃないので。やっぱり結果がどうあれ、毎日少しずつ前に進めていくだけなんですよね。できることって。

一日1ミリでいいから前に進めよう。その積み重ねで今の自分があります。たまにずっこけて全部ぶち壊しにすることもありますが・・・。でも自分の人生なんで、楽しくても辛くても毎日やれることやるだけです。

そんなこんなで決めてきた、6/26日曜は京都GROWLYでYAGURA PRE SEASON MATCH京都編が。7/24日曜は名古屋鶴舞公園にてYAGURA PRE SEASON MATCH鶴舞公園編が、それぞれ開催されます。どちらもダイアモンドホールで発表させてもらいました。「YAGURA」自体は、10月の一色の森を指してまして、それ以外のイベントは「YAGURA」のことを知ってもらうためのイベントという感じです。

KINEMASのメンバーではムッティー(ギター)と慶司さん(ドラム/パーカション)が京都在住なのですが、この度ムッティーが兵庫県のハチ北に移住することになりまして。その正式移住前に京都で花火打ち上げたいなと言うことで(実際には打ち上げませんが)、このイベントが決まりました。日頃からお世話になっている、豪華メンバーが顔を揃えてくれています。こちら第一弾発表でして、第二弾発表もあります。是非楽しみにしてほしいです。

名古屋からも日帰りで行ける時間で、公演終了予定は20:30です。是非観光がてら遊びに来てください。

7月の鶴舞公園も、また新たな一面をご覧いただけると思います。出演者は全組決まりましたので、もうじき発表できると思います。会場、ドリンクは昨年同様販売するのですが、フードやグッズの出店はまだ話し合いができておらずです。公園のルールや出店のみなさんの負担、スタッフのみんなの負担、とかを考えると日常に難しいバランスではあります。この辺はこれからみなさんとまた方法模索出来たらってところです。

去年の鶴舞公園。イベントスペースの総来場者1800人、、、本当感謝です。

去年の11月に開催した際は「このイベントのおかげで2年ぶりに友達に会えた」「コロナ禍で産まれた子供をやっと友達に見せることができた」という声を沢山いただきました。

正直開催するまではそのようなことまで考えが及ばなかったけど、僕らができることを進めているのと同じ時間に、日々の、それぞれの人の環境で、それぞれの人生で、色んな出来事判断が繰り返されていて。閉鎖的だったり、環境の圧があったりで、思い通りに好きなようにできなかった人が沢山いるんだと思うと、またそういった人たちがあの場があったことで少し気が晴れたような時間が過ごせていたのかもしれないと思うと、とても意味ある一日だったと思います。

コロナ中は勿論、コロナが明けても、定期的に続けていけるイベントとするために、やっぱり沢山の方の協力は勿論のこと、お金の問題も見逃すことができません。より良いバランスを考えて、また街の皆さんの声も聞いていって、引き続き進めていきたいと思います。

「何のためにやってんの?」と問われるとよくわからない瞬間もありますが笑、細分化すれば色々理由はありますが、強いて言うなら「今やっとかないと、数年後後悔してそうだから。」でしょうか。

同様の理由?笑で、10月1-2の土日は、昨年発表した通り「YAGURA 2022」in一色の森 開催です。これも今年は全面貸切し、キャンプエリア内にもステージを作り、2ステージになります。エリア内のステージの周りは飲み屋街みたいにして(理想)、朝までずっと音楽と酒が楽しめるようにしたい(できたらいいな)と思ってます。今年はチケット制になり、キャンプエリアも去年より割高になります。が、最高の夜になるよう目下奮闘中でございますので、とりあえずこの2日間は是非空けておいてください。この詳細も近日中には発表できるように今がんばっているところです。

とにかく去年の倍以上の規模になるので、やること決めること本当に多くて、、、というか腹くくるポイントが多くて、それもこれまであんまり括ったことのない種類の腹なので笑、少し時間かかってます。が、当然6月の京都YAGURAの時には全部決めます。決めときます。それが来年以降の一つの基準になります。まあその辺はやっときます。天気と健康だけどうか!と言う感じです。

楽しかった去年。牛もいます。
夜も最高です。去年より灯り多くします。

去年来られた方も、最近知った方も。6月京都、7月鶴舞、10月岐阜一色の森。是非一度遊びにいらしてください。

長くなりましたが、最近の出来事と今後の予定と、それらを受けての感想等々でございました。引き続きKINEMASの活動をよろしくお願いします。


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