KINEMAS、フジロックで飯を出す。第6回(全10回)
苗場奮闘記 その2
2019年7月25日 木曜日。天気晴れ。前夜祭に向けて準備。ある時間までは車を出し入れできるんですが、この日は昼以降は一旦車が出し入れできない等の制約がありました。またこの辺の事前に周知があった制約も、現場の状況次第でどうしてもコロコロ変わってしまうから注意して!との指導がありました。天候等々に大きく左右されますので仕方ないですね。宿で仕込みをして(宿で仕込みができる環境がなければ終わってました・・・)、それを車で会場内の冷蔵庫に入れたり等々。バックヤードに出店者向けの販売所があり、そこで事前に発注しておいた食器類を購入したり・・・どんどんお店っぽくなっていきます。
この日、昼過ぎに慶司さん(ドラム)が越後湯沢に到着。僕がそれを迎えにいきました。越後湯沢から会場への移動でシャトルバスも出てますが、このタイミングでシャトルバスを使おうとしてもおそらく1~2時間は余裕で列に並ぶ必要があるくらい駅に人が並んでいます。駅前のお肉屋さんでコロッケを買い、多少買い出しをして会場へ。
フジロックの会場に荷物を送りつけることはきつく禁止されていますので、前夜祭等に合わせて麓から会場へ送ってもらうことはできません。なので自分で取りに行くか、宿があれば宿に送ってもらうことになります。
荷物のあれこれを対応したり、仕込みをしたり・・・宿の方のお力を借りまくりながら、なんとか前夜祭の時間には部材も料理も整いました。
前夜祭がスタート。時間とともに大量の人が押し寄せてきます。それはもう恐ろしいです(笑)。天候にも恵まれました。前年に一緒にキャンプ参加させてくれたチームが遊びに来てくれました。「本当に店出してるんだね!」僕もまだなんだか実感がわいていませんでしたが、本当に店を出してました。沢山の人が買いに来てくれて、ドリンクもフードも沢山売れました。それによって、足りないものも沢山見えてきました。この辺、最終日にはかなり解決していったんですが、最初は難しかったです。今だから言えますが、スピードとクオリティと顧客満足度の狭間でかなり苦悩しました。
隣のレッドマーキーでは前夜祭のライブ演奏が。あれ、どこかで聞いたことある声だな、と見てみると、花さんがMCをしていました。なぜだかとても嬉しかったです。あと、昼間一般ゲートが開門した際に、受付の近くでMADBUNNYのアキさんにも偶然お会いできました。設営の準備で大忙し、という感じでしたが、一瞬でも会えてよかったです。SeanやMarkも隙を見て遊びに来てくれました。こないだ台湾で会ったばかりのみんなが今フジロックに集まっているんだと思うと、自分もがんばらなきゃなという気持ちになりました。ただ僕らだけ台湾の時と違い、バンドじゃなくて出店ですが・・・(笑)。
あっという間に前夜祭が終了。翌日からの本祭は、なんと朝9時~朝5時までの20時間、3日間店を開け続けなければならないというルールです。宿に戻り、各々反省会をしつつ就寝。
(続く)
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