見出し画像

備忘録240208

今更ながら、マイクの後ろにつける、壁のようなやつ、正式名称「リフレクションフィルター」を購入した。使用前・使用後を聞き比べたりはしてないけど、多分よくなったんだろう。

今までは歌詞カードをマイクの後ろ辺りに置いていたんだけど、この形状ではそれができない。まあ、仮歌の仕事がボカロにとって代わられた今(そのボカロは結局自分でやるわけだが)、自分の曲の録音でだけ歌を歌うわけなので問題は無い。

ずっと、2020か2021くらいから演奏している曲があって、他の楽器は全て録音済み、あとはボーカルだけ。というのが2曲ある。どちらもとても気に入っていて、ライブでも演奏している。

なんとなく避けていたのかもしれない、この曲を録音することを。特に「夜をぶっ飛ばせ」という曲があるんだけど、これに関してはもう録音をやめようかと思うくらいに気に入っていた。

一度録音して、MIXして、マスタリングして、世に出すと・・・その録音物はもうそれ以上成長はしない(デジタルリマスターやらなんやかんやの解釈は置いといて)。息を吹き込んだ自分の歌は、そのまま閉じ込められる。こうなるともう自分にはどうしようもできなくなる。それがなんとなく嫌だったのかもしれない。

一番好きな曲は何かと聞かれたら、曲というよりは、状態かもしれない。iphoneで、スタジオでせーので演奏した、新曲ができたての時の不揃いで不完全なあのテイク。そこから清書していくまでの過程のものが一番好きかもしれない。

完成品ができて、デジタル処理等々で綺麗にラッピングされても、自分自身の未熟さとか、全くの後悔が残らないかと言われれば嘘になる。でも、今しか歌えないこととか、今じゃないといけない音楽ってあるよね。20代の駆け出しのバンドがマイクを食わんばかりに叫んでいるのを見て、余計そう思う。

あの頃思ってた"同じようなメッセージ"は今はもう表現できないけど、今には今のリアルがある。自分も20代の頃は、ツアー車で明け方の高速を走ったり、酔いつぶれてゴミ捨て場で寝てたり(まあそれは今も極たまに・・・)、とにかくそれなりに色々あった。ギリギリのつもりだったけど全然ギリギリじゃなかったのは、日本てほんとすごい国だなと思うけど(脱線してますが)。

録音や曲作りが、今何か長いラストランを走り出したような気がする(変な日本語だけどなんかそんな感じがする)。色々まだまだかかると思いますが、もし今もまだKINEMASの新曲を楽しみにしている人がいるとしたら、もうしばらくお待ちいただけると幸いです。


【YAGURA】
名古屋・京都・東京・兵庫(ハチ北)に在住のメンバーから成るバンド「KINEMAS」主催のキャンプフェス。2021年より、岐阜県高山市・荘川(しょうかわ)「一色の森キャンプ場」にて毎年開催。今年4年目。2024年10月12日(土曜)・13日(日曜)開催。(11日(金曜)に前夜祭計画中)



【YAGURA CLUB】
YAGURAの最新情報やお得なキャンペーン、
メンバーからの限定動画などをメール配信中。
下記のサイトからアーカイブ配信チケットを購入し
メールアドレスを登録するだけ、完全無料です。
皆様のご登録お待ちしております。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?