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フローズンタイム(2006)

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失恋によるショックから不眠症になった画家志望の青年ベンは、仕方なく24時間営業のスーパーでアルバイトをはじめる。ところが、そこで働いているのは変わり者ばかり。相変わらず眠ることができず精神的に限界に達したベンは、ある日自分以外の世界の時間が止まっていることに気付き……。


寝れなくなるほどの大失恋、でも恋の傷は時間じゃなく新しい恋が癒してくれるんです。

その経過をとってもオシャレに、時におバカに描写している感じです。

時間が止まったりするのもSF的な感じではなく感覚的な表現なのかもしれないですが、その止まった時間の使い方が素敵なんです☆


美大生のベン、女性の美に対してとても繊細な情熱を持っている。女性の曲線、くぼみ、全てに対して美を見いだしてる。

そんな男の子が時間を止めれる力を身につける…大人のビデオでありそうな展開ですが内容は全く違います!

ジャケットとかからか そっちの期待してしまう方もいるかもしれませんが、違います(>_<)

バイト中、ベンは自分の時間だけ止まっていることに気づく…。

そして時間を止めてひたすら女性を描く。


その絵はほとんどヌードですがイヤな感じは全然なくて、どの女性にも美しさを見つけていて、女性の肉体を讃美しています♪ 

そんな中、同僚のシャロンの魅力に気付いくんですが、それと同時にシャロンもどんどん素敵になっていくんです!

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幼少期のエピソードも印象的で、きっとフェティシズムってこうして出来ていくんだろうなって思える描写がまた素晴らしいです。

魅了されるアングルもダイレクトに真正面ではないのが私的にすごくツボで女性が見ても美しさを感じられると思います。


幼い頃からの女性への関心はどの時代にも男性特有の何かがあるかもしれませんが、今のようにネットで簡単に様々な女性の刺激的な映像を見れてしまうのは感性としての複雑なエロティシズムやフェティシズムが芽吹きにくくなってしまうんじゃないのかなと、、、思ったりします。

個人的な感覚ですが。

芸術などはある意味倒錯的な感性の表現が素晴らしい作品につながったりする場合もあるんじゃないのかな~と。


あっさりした展開の中に所々フェティッシュな部分が感じられるのも好きな理由かもしれません。



ただ、女性の怒っている顔は別。

自分もあんなに鬼の形相になってしまっているのかと思うと あんまり怒らないようにしなきゃと思いました。

バイト仲間も面白い。

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途中で流れるこの曲もとても素敵です♪



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