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足下の世界(土壌の話)
![](https://assets.st-note.com/img/1645439313610-VQWCuEXPDS.jpg?width=800)
森の中の地面。落ち葉だらけですね。
歩くとアスファストよりもふわふわ。
さてさて、この下は一体どうなっているのでしょうか?
そんな普段見ない土の中のお話。
知っていると何を得するのかは知りません。
ですが、少なくとも「土って大事!」「環境って大事!」「ゴミ捨てないようにしよう!」
みたいな意味が分かっていただけると思います。たぶん。
先にまとめ(読むのめんどくさい人用)
![](https://assets.st-note.com/img/1668141700257-6Q1lgr0Nnb.png)
このように、土壌はミルフィーユみたいに分かれています。
(はっきりとした境目があるというわけじゃないのですが)
なんかこれだけでも理解できそうな感じもしますが・・・
せっかくなのでそれぞれの層を説明しますね(はーと
A0層(エーゼロそう)
![](https://assets.st-note.com/img/1668141727019-2QFqTPsMUt.png)
A0層は1番地表に近い層です。
森林にとって1番大事な層と言われています。
「なんで?」ここの具合で、植物が根っこを張る土の具合が決まっちゃうから。
ここには落ち葉やら、木やら、虫や動物の死骸が積もっています。
歩くとふわふわなのはこのA0層のおかげ。
A0層はさらに細かくL層、F層、H層に分けられます。
L、F、Hに進むにつれ、土になっていくのです。
L層(落葉層)
リター層、落葉層と言われる。全ての層の中で1番地表に近い部分。
まだ積もって新しいので虫とか菌とかに分解されず、落ち葉とか形のまんま残っている層。
ここはみんなが目で見える落ち葉の層ですね。
「リターってなんや」って話なんですけど、英語で書くとLitter。
積もったとか、雑然と散乱しているみたいな意味です。
F層(分解層)
分解層、英語ではFermentation(日本語訳で発酵)と言います。
土(土壌)の中の虫や微生物によって分解が進んだ層です。
落ち葉をめくったらいるちょっと気持ち悪い虫。
ダンゴムシ、ムカデ、ヤスデ、ダニ等。
こやつらが葉っぱだの、死骸だの、フンなどを食べてさらに細かく分解しています。
これにより、葉っぱとかが細かくなって崩れていますが、まだ目で植物っぽいなとギリギリ分かるのがF層の特徴です。
H層(腐植層)
腐植層と言います。土、一歩手前の層です。
いや、もう土って言っていいのかも?
大体ここまで腐植が進むと、数mm以下の砂、泥っぽい感じになります。
(もっと詳しく)良い土とは?団粒構造の土
団子の粒が集まった土のことを団粒構造って言います。
主にミミズがうんこして出来た土ですね。
団粒構造(だんりゅうこうぞう)の土は良い土とされています。
粒と粒の間を水が通れるし、水も保ちやすいし、空気も入るので微生物が生活しやすいからです。
さらにっ!
ミミズの体内は酵素や良い菌がいっぱい。
そこを土が通ることで、酵素の働きが活発な土ができます。
その結果植物がよく育つというわけです。
ミミズは大地のはらわたと言いますが、まさにその通りですね。
A層
![](https://assets.st-note.com/img/1668141771581-x9T0B4xh2K.png)
The土の層です。
腐葉土みたいな暗い色の土です。
かっこよく言うと、腐植に富む暗色の層位。
ぱっと見、すごく厨二病っぽい(殴
多くの植物がA層まで根っこを伸ばして、栄養を取っています。
分解が進みまくり、根っこから養分を摂れるくらい分子レベルで死骸やらが細かくなった層なんですね。
逆に言うと、ここまでうんこや死骸やらが土にならないと養分にはならないのです。
元は先ほど紹介したA0層の落葉物、死骸たち。
これらを分解してA層を1cmつくるのには、約100年かかると言われています。
ぎょえーですね。
B層
![](https://assets.st-note.com/img/1668141785879-goezyBOskA.png)
黄色っぽい層。
岩石が年月をかけて風化されてできている層。
鉱物からの物質で構成されており、有機物(木とか生き物)由来の物質は稀。
鉱物の種類によって、赤っぽかったり黄色ぽかったりする。
C層
![](https://assets.st-note.com/img/1668141797303-SLMLbAhhwv.png)
別名カッチカチ層(大嘘
一番下の岩盤の物質が沢山含まれている層。
石みたいに割と明るい灰色っぽい色をしていることが多い。
岩盤、つまり岩の物質が多いので結構硬い。カッチカチ。
全然風化が進んでおらず、カッチカチのままの層。
土台部分と思っていただければ。
おわりに
足裏には何万というの小さな生き物が落ち葉とか動植物の死骸を食べて、土を作っています。
まさにミクロの世界ですね。
今回は土の話でしたが、この他にも森の中は色んな生物が関わって命の循環が生まれています。
例えば、大きな木が倒れ、そこに光が差して新しい植物が育っていく。
倒れた木が分解されて養分になりながら、色んな生物の住処やエサになっていく。
小さな木は光合成を盛んにし、酸素を生み出す。
大きな木は光合成もするけど、呼吸もするので酸素を生み出しながらも消費する。
そして、大きな木はやがて倒れ、また新たな命の糧になる。
それぞれの命がバランスを保ちながら役割をになっているのですね。
人間がゴミやカップラーメンの汁やその他色んな物を捨てていくと、この循環がどこかで狂ってしまい、環境に影響してしまうのです。
これからの環境のためにもゴミは持ち帰りましょね。
この辺のこともまた用語解説を交えながら記事にしたいと思います!
こうご期待。(いつになるか分からないけど←
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ということで、今回の個人的感想!
いやーおわりにが長いわ。
B層、C層短すぎね(笑)
でも、あんまり今の自分の知識じゃ書くことなかったなぁ。
土壌のことに関しては実は忘れていることが多かったなぁと思いました。
久しぶりにテキストとか取り出してきて、学びなおした感じです!←おい
でも、勉強しなおすことで、新たに色々書きたくなりました。
誰が得するかは分からないけど、少なくとも自分は学びなおせるので得してますね←
ということで、また今度の投稿で会いましょう。
さよなら、さよなら、さよなら。
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