スキーでアイスバーンの滑り方

 アイスバーンやアイスバーン気味のツルツルした斜面では、スキーと雪面の摩擦が少なく一気にスキーが先走りやすいです。そのため、ターンに入る時が大事です。

 アイスバーンでは、足首がしっかり前に入っていることが大事で、足首が90度に緩んだ状態でターンに突入すると、一気に暴走します。

 具体的な方法として、これはパラレルターンができる人に限られるかもしれませんが、ターン後半、次のターンに入るちょっと前に、内足(山足)を後ろに引き付ける動きをします。太ももを後ろに引くイメージ。
 前のターン後半の内足が次ターン前半の外足になりますから、この動作をすることにより、次ターン外足の足首・スネがしっかり前傾されます。70度とか75度くらい前傾されるとよいです。
 しっかり足首が前傾した状態を作った上で、次の外足のアウトエッジ側を意識しながらターンに入ると、固いバーンでも驚くほど安定してターンできます。

 なぜ足首を前に入れると安定して滑れるかというと、足首を入れるとスキーのサイドカーブがしなりやすくなるので、そのサイドカーブのグリップ力により、ターンが楽になる。逆に足首が伸びきっていると、スキーがまっすぐ先走るので、グリップ力が働かない。そういう単純な話です。参考になれば幸いです。


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