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夜語り

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夜に語ることがあります。
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#思い出の味

おばあちゃんと不揃いのニラ玉

祖母はものすごく愚痴が多い人でした。 一度も外に働きに出たことがない箱入り娘で、かたや祖父は自由人 伝統芸能を嗜む祖父は 孫のわたしから見ても格好良く、明らかにモテていました。 それはもう毎日のように愚痴を聞かされました。 愚痴を聞く時間 幼いながらに嫌で嫌で、できるだけ祖父の近くにいたり押し入れに隠れていました。 わたしが一人暮らしを始めるときも 就職で東京へ出るときも とにかく反対して否定して 「子供も孫もみんな外に出ていって全然会いに来てくれない」 会うたび愚痴をこぼし