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「居場所」 2年大川星奈


はじめまして( ¨̮ )
2回生マネージャーの大川星奈です。

今回のブログは「今年を振り返って」というテーマですが、入部してから1度もブログを書かずに1年半過ごしてしまったので、今更ですが入部から今までの話を書かせてください。文章にするのが得意なほうではないので拙い文章になるかと思いますが、自分なりの言葉で書こうと思います。

私は小学1年生で陸上競技に出会ってから、高校までの約11年間を毎日のように走っていました。種目は長距離だったので毎日10km近くは走り込んでいた記憶があります。(今考えると普通に恐ろしいです笑)私は決してはやい選手ではなかったので、嬉しい思い出よりも悔しい思い出の方が多い競技人生でした。それでも、走ることが何よりも好きで楽しくて無我夢中で続けていました。しかし、高校では特に記録に悩むことが多くなり、高校で競技を引退することを決めていました。

そんな私がフットサル部と出会ったのは、同期のマネージャーである香穂が誘ってくれたからでした。大学に入学してからすぐに友達になり一緒に過ごす中で「マネージャーやってみたい」という話になり、サークルや部活を探すようになりました。その中で見学に行った部活のひとつがフットサル部でした。フットサルはもちろんサッカーもよく分からなかった私には、練習する選手たちの姿は新しいものを見るような気持ちで、大学生という多くの時間を自由に使える期間に全力でフットサルに向き合う選手たちが輝いて見えました。表現が大袈裟かもしれませんが本当に心が動かされて、この人たちをサポートしたい・一緒に勝ちたいと思いました。正直、自分に務まるのかという不安の気持ちもありました。ですが、香穂の「ここに入ろうよ」という言葉と、卒業された4回生のキャプテン・マネージャーの先輩が勧誘して下さったことで、その場で入部を決意しました。今更ですが改めて香穂と先輩方、フットサル部に入部するきっかけをくれて本当にありがとうございます。

そうして決意した私でしたが、入部してからの1年間は正直いって辛いものでした。慣れない大学生活に早朝の部活、新しいバイト、友達との遊び、どれも妥協したくない私の性格で務まるほどマネージャーは簡単なものではありませんでした。通学に約2時間かかるため朝練には4:30に起きる生活で週1回行くことにも精一杯、土日の試合にも他の予定との両立が出来ずあまり多くは行けない、そんな状態が続いていました。当たり前ですが、選手たちやマネージャーの先輩との交流する機会も少なく、勝手に疎外感を感じるようになっていきました。行くことが精一杯なのに、行っても準備や片付け・ビデオの撮影などを作業のように淡々とこなす、気づけばそれだけになってしまっていました。もとの原因が私自身にあることは分かっていながらも、どうしたらいいのか分からず、先輩や同期たちからどんな風に思われているのだろうと不安を感じ悩むようになりました。マネージャーとしての事務的な仕事も多くはやっていない私が居なくてもこの部は大丈夫だし、中途半端に続けて勝手に辛くなるくらいなら辞めるべきだとまで考えるようになっていきました。でも、途中で投げ出すことが嫌いな私はなかなか決めきれないままでいました。

気づけばそんな気持ちのまま2回生になっていました。春過ぎ、同期が連絡をくれてキャプテンの先輩も含め、話す時間をつくってくれました。そのときに部活に対しての思いや正直な気持ちなど全てのことを話しました。選手目線で思っていることはたくさんあったはずなのに、否定せず聞いてくれて「もっといいチームにする、一緒に頑張ろう」そう伝えてくれました。その言葉に、マネージャーとしてもう一度やり直したい、ちゃんと頑張りたいそう思いました。もちろん簡単に変わることはできなかったですが、行く機会を増やすために土日のスケジュールを見直して試合にはなるべくすべて行ったり、マネージャーの先輩に相談させてもらって業務的なことを教わったり、小さなことから少しずつ変えていきました。次第に、部活に行くことが辛かったことは忘れていて、初めて練習を見たときのように頑張る選手たちをもっとサポートしたい、そんな風に思うようになりました。多くの練習や試合に行って選手と一緒になって悔しくなったり嬉しくなったり、マネージャーとしてできることを考えて見えないところでも行動に移すようにしたりする中で、やりがいや楽しさをも感じるようにもなり、もっともっと頑張りたいと思うようになっていきました。そんなやり直すきっかけをくれた同期とキャプテンにはすごく感謝しています。本当にありがとうございます。

もちろん感謝しているのは2人だけではないです。たくさん迷惑をかけ続けてきたのに変わろうとする私を受け入れてくれたマネージャーの先輩方、1人で居たら些細な話でもよく声をかけてくれた先輩方、感謝や提案をきちんと伝えてくれて存在を認めてくれた同期たち、先輩らしくない私のことを慕ってくれた後輩たち、私が頑張りたいと思うようになったのを気づいて優しい言葉をかけてくれた監督、本当にチームのみんなが優しくて温かい人たちだからこそ、支えてもらって変わっていくことができました。疎外感を感じてしまっていた頃では考えられませんでしたが、今の私にとってこのフットサル部は大事な"居場所"になりました。同じ言葉ばかり何度も書いてしまっていますが、本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。そして、この気持ちを私なりにマネージャーとしての行動で返していきたいと思っています。

私はまだまだ未熟なマネージャーですが、最近では同期に「頼りにしてる」と言ってもらえるまでになれたことがすごく嬉しいです。私たち2回生はもう少しで世代交代をして、チームを引っ張っていくことになります。先輩方がつくってきて下さった部をしっかり受け継いでいけるのか、正直不安な気持ちもあります。でも、同期たちと一緒ならできると信じているし、もっといいチームにしていきたいという気持ちの方が強いです。選手たちのブログを読んで下さった方ならお分かりかと思いますが、同期には本当にフットサルにあつくてフットサル部が大好きな人たちが沢山います。11人それぞれの個性が豊かで、自分を持っているという意味で尖っていて、十一角形というより星型十一角形のようなメンバーです。(この例えをしたら数学ぽくて嫌と言われましたが、分かる人は分かってくれると思ってます笑)それぞれが違った良さを持っていて、お互いに指摘したり補ったりできるメンバーだと思っています。だから、善し悪しもきちんと伝えあって話し合って支え合って、フットサル部をより良いチームにできたらなと勝手ながら思っています。一緒に頑張っていこうね。

このブログも同期に言われるまで書く予定はなかったのですが、読みたいって言ってくれたので書いてみることにしました。いざ書きはじめたら全然書き終わらないんじゃないかと思うくらいに、書きたいことが出てきてちょっとびっくりしています笑  でも、そのくらい私の中でフットサル部の存在はすごく大きくて、もっともっと頑張りたいことがあるからなのかなと思います。


少し話題が変わりますが2023年の振り返りあまり書けていない気がするので、印象強い試合について書きたいと思います。たくさんの試合の中でも特に記憶に残っているのは、やはり関西インカレ初戦の立命館大学さんとの一戦、そしてフレッシュマンカップ決勝の大阪成蹊大学さんとの一戦です。既に長いブログになってしまっているので、短めにこの2試合について書かせてください。

関西インカレは4回生の引退試合となってしまった試合でした。前半から相手のリズムで進んでしまう場面が多く1-2で折り返し、後半残り1分の時点で2-3、残り55秒で3-3に追いつき一安心した直後、残り35秒で3-4に離されてしまい、そのまま試合終了のホイッスルがなってしまいました。ピッチに礼をする悔しいそうな選手たちの背中、悔し涙を流しながら引退を決意する先輩の姿、見ているだけだった私もが悔しくて自然と涙が浮かんでいました。自己紹介で書いた通り私は陸上競技をする中で、何度もタイムを競い合ってきました。長距離でさえも1分1秒どころか0.1秒,0.01秒の差で勝敗がつく世界で、私自身も0.6秒で決勝にいけない経験をしたことがあります。そのときを思い出すような気持ちになって、フットサルでもたった2,30秒の間にそんなに点数がはいるのだという衝撃と、1秒・1プレーの重みをすごく感じたことを今も覚えています。同時に、選手たちを見て「悔し涙ではなく嬉し涙を浮かべるところを見たい・一緒にリベンジしたい」そう強く思いました。

フレッシュマンカップは1,2回生のみで対戦する試合で、近畿大学フットサル部初のタイトルを獲得することができました。決勝では強豪校の大阪成蹊大学さんを相手に逆転勝利での優勝で、本当に感動しました。私にとって2023年で1番嬉しかった出来事と言っても過言ではないくらいです笑 同期たちが中心になって闘っている姿は新鮮でしたが、どこか安心感もあって「絶対優勝する」を有言実行してくれたことにすごく誇らしく思っています。後半中盤で1-3になったときかなり厳しい状態ではありましたが、全く諦めていない選手たちをベンチから見ていて、誰よりもマネージャーが勝てるって信じて応援しようと思い、何回も叫んでしまっているくらいに夢中になっていました。また、ラスト21秒で4-3に逆転したときの瞬間は鮮明に覚えているし、ピッチやベンチだけではなく、コート外から応援して下さっていた先輩たちもチーム全員で喜んだあのときが1番嬉しくて、マネージャーをやってきて良かったと心からそう思いました。

試合を振り返ればまだまだ書きたいことが出てきそうですが、今回はこのあたりで締めたいと思います。ほとんど私自身の話になってしまいましたが、チームのみんなやいつも応援して下さる皆様に伝われば嬉しく思います。長いブログを最後まで読んでくださってありがとうございました!

2023年もあと数時間です、皆さん良いお年をお過ごしください〜

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