いい男、いい女になる秘訣

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

本日はとらねこさん企画、文豪へのいざない第20弾、《いい男、いい女になる秘訣》について考察し書いてみようと存じます。

過去の作品は以下よりお読み頂けます。

さてさて《いい男、いい女になる秘訣》について、しばし沈思黙考します。

沈思黙考した結果、何も浮かびませんでした。

「嗚呼…僕の思考はすでに機能していないのかも知れない…」

そんなはずはありません。
ってか、今回のお題目があまりにも僕とかけ離れているからです。

見た目でいい男、いい女には沢山出会ってきました。が、残念ながら内面に欠陥が多かったのを覚えています。まあ確かに外見が良いと、周囲からチヤホヤされて内面を磨くことを怠ってきたのでしょう。

外見がいい男、いい女で許されるのは20代までですからネ！

「あのさあ～御託は並べなくていいから、さっさと書いてョ！」

僕の脳裏にこんな言葉が降ってきました。ズシンと音がし、僕の頭頂部は腫れあがってしまいました。

《いい男、いい女になる秘訣》について、ズバリそれは、目の前にある小さな幸せに気づけるか否かだと存じます。

「わからんわからん。君の言う事はいつもわからん！」

お叱りの声、ごもっとも！

例えば散歩をしていると、雑草の中に一輪の花が咲いています。これを普通の人はスルー、気づきません。それがもう少しいい男、いい女になると、一輪の花に気づきます。気づくだけで、何もしません。

これがいい男、いい女になると異なります。
一輪の花を見つけるや否や、まず目が輝き出します。そして一輪の花に歩み寄り、「僕の為に、私の為に咲いていてくれたんだ」と感謝の念を持つのです。
まるで自分が映画の主人公になったかのように、たった一輪の花に対し、一期一会だと言わんばかりに、立ち振る舞うのです。

これは実際、僕が30代前半の頃、小説家を目指していた時に人間観察の為、散歩やウォーキング、買い物帰りの主婦などを対象に、車内から観察していた時に、この光景に出会ったのです。

だけど…車内から過行く人たちを観察するって、ちょっと怖いですよね？

まあその結果ですね、今申し上げたように、いい男もいい女だと感じた人は、一輪の花を見つけるや否や、パッと表情が明るくなって満面の笑みを浮かべたのです。
そして本当に目を輝かせながら、一輪の花に近寄ったのです。
その時の表情がまさに素敵で、素直な心を持った人なんだと、僕は普通に人として尊敬した瞬間だったと記憶しております。

だって、たった一輪の小さな花ですよ？

それを見つけて全力で喜べるって、ある意味これは才能ですよ。きっと！

他にもプラットフォームで電車を待つも、遅延の情報が流れました。
それを聞いて舌打ちをする男。イライラしながら腕時計とにらめっこをする女。
これ全て心に余裕のない方々です。
いい男、いい女となれば、この隙間時間を利用し、必要な関係各位に速やかに連絡を済ませ、かつ残された時間をプラスに有効活用するのです。今日の晩ごはんの献立を考えたり、明日のデートの服装をイメージして見たり、商談前のリハーサルを行ってみたり…。

僕だって先日、コンビニでグミを手に取りレジ前に並ぶも、横から横柄なおばさんが割り込んできました。
「どうぞ」と言って、僕は横柄なおばさんに譲りました。おばさんはお礼すら言わずに僕の前に並びました。

2台あるレジの左側に行ったおばさん。なんとレジの機械トラブルに巻き込まれたのです。
僕は右側のレジで瞬時に会計を済ませました。
さらにレシートの抽選で、僕は缶コーヒーまで当たりました。

僕は割り込んできた横柄なおばさんに対し、同情と感謝の念を抱きました。

『ありがとう、横柄なおばさん』ってネ！

ってな訳で、いい男、いい女の条件は、目の前にある小さな幸せに気づけるかどうかです。それをひたすら繰り返すのです。
それには普段からリラックスし、心に余裕がなければ、絶対に小さな幸せなど気づけるはずがありません。

日頃からストレスを溜めずに、利他の精神でいることが肝要だと存じます。

まずは目の前に見つけた事柄を全力で楽しみ、全力で喜んでみましょう。そのうち幸せだと感じる瞬間が見つかると思います。それを繰り返すことで、いい男、いい女に近づけると僕は信じています。

本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

どこかのコンビニで男性に並ぶ順番を譲られた時、それは僕かも知れませんョ！

【了】

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