今日のおうちごはん⑫

おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

早いもので第12弾を迎えます。
料理と言っても簡単な食材たちを、安い包丁を使用し危なっかしい手つきで切っていきます。不格好になった食材たちを、焼いて、煮て、湯がいて、揚げて食べるだけのエッセイでございます。

本日、僕は病み上がりでございます。熱は下がりましたが、まだお腹の調子が良くありません。
「ぢゃあ～温かいうどんがいいんじゃないの？」
という声が多数聞こえて参ります。現に僕も子供の頃、お腹の調子が悪い時は確かに温かいうどんを食べていました。それも消化に良いとか！？
しかし大人になった僕は違います。
「うどんだとぅ？ 笑止。僕は食べたいものを食べるのです」

普段より1枚多く着込んだ僕は、スーパーマーケットに向かいました。
いつも以上にスーパーマーケット内が冷えている気がします。これは急いで購入し帰宅しよう。
僕は両手を後ろに組んで絶対に買わない、買う権利のないおじいさんたちの間をすり抜けながら食材をゲットしていきます。時におしゃべりに夢中で通路を妨害しているおばさんたちの前に立った僕は、無言の圧力をかけて通路を確保したりしながら、あっという間に買い物を終えて帰宅しました。

そして、本日のおうちごはんが完成しました。

芋煮でございます。それも味噌味です。冷凍のブロッコリーも投入しました。

それでは喫食。
里芋の甘味とホクホク感がたまりません。鶏肉も大根も美味。普段食べない人参と蒟蒻も食してまさに栄養満点。病み上がりにはちょうど良い芋煮でございます。
お出汁は、水・麵つゆ・本だし・白だし・お味噌・豆板醤。
健康を維持する為に一番大切な器官は腸です。ってことは発酵食品が良い。そこで芋煮にお味噌を投入することで問題解決。さらに豆板醬を投入する事でピリ辛となり、新陳代謝も上がります。入れ過ぎには要注意ですが。

「うううッ…一杯飲みたい」
僕はビールの欲求に苦しみます。健康な時であれば芋煮なんて酒を飲むために拵える料理です。しかし今は危急存亡の時。このまま回復が遅れてしまえば僕は無用な人材となり、野を下り、チャンスが巡ってくるまで再び在野武将として各地を流浪する日々が続いてしまいます。齢も若くない。過去の反省を活かして、ここはビールを我慢すべきである。

僕は芋煮を3杯食べるとお腹一杯になってしまいました。お酒を飲んでいる時はもっと食べられるのに…。
それでも大汗をかきました。とても清々しい気分です。
なので〆の乾麺は拵えず、後はお風呂に入って、りんご酢を飲んでゆっくりしたいと思います。

時に外食も良いですが、やはり自炊が一番ですネ☆彡

【了】