ねこってこんなに可愛いの? 第13弾
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
「今日は休みだあ~何をしてやろうかな?」
なんて上から目線で独り言をつぶやいた僕は、玄関のドアを開けた。
天が僕に挨拶をしてくれたので、お返しをすることに!
「蒼天よ…TAKAYUKIはまだ志半ば、道半ばです。成就するか否かはまさに天命にかかっているのです。どうかTAKAYUKIをお導きください。万歳、万歳、万々歳🙌」
「にゃッ」
僕の足元に、とらねこがやってきました。
「おはよう。君も今日は休みなのか? まあ暇人同士、仲良くしようじゃないか…」
僕がモフろうとした刹那、とらねこはサッと僕を避けた。絶望します。
それでも僕は諦めずに話しかけます。
「いずれにしろ、僕は今日一日、君と一緒に過ごすことを決めたよ。何して遊ぼうか? 猫じゃらしがいい? それともボール遊びかな? さすがにまだチンラは早いよな?………嗚呼…ごめんごめん、チンラとランチのことだよ」
すると、とらねこが小さな声で「ニャゃ」と鳴くと、首元が痒いのか、側面に首を擦り始めた。
落ち着いたとらねこが、安定の体勢に入った。
でもなんで僕の方を見てくれないのだろう………。絶望します。
だけど僕は負けない。ZARDの曲を思い出してでも、負けない!
だって、今日はとらねこと一緒に過ごすことを決めたのだから…。
そこで僕は一計を案じた。
「とらねこさん、そろそろチンラ…つまりランチにしようか?」
すると、とらねこがわずかに反応しました。
僕はここから三寸の舌を持って、とらねこを導いていきます………。
「今日のチンラはね、なんとツナとささみのハーモニーなんだよッ」
僕の問いに、とらねこがちゃんと反応しました。
それがこちらでございます。
すると、とらねこは起き上がり、僕のところにやってきました。
僕はとらねこをモフります。
毛並みがフサフサしていて、気持ちがいいです。
僕の一計は見事に成功したのであります!
「ハハッ☆彡。とらねこさんョ、ちょいと待っていておくんなし。ササッと拵えてくるからサ 」
僕は一旦部屋に戻ると、大急ぎでツナとささみのハーモニーを拵えて戻ってきた。
「どうぞ、召し上がれ」
とらねこは勢いよく、ツナとささみのハーモニーを食べ始めました。
食べ終えたとらねこは、また元の体勢に戻った。
そう、僕に背を向けて、またお日様を見始めたのだ。
「大丈夫、僕は気にしていないよ。食後に休むのは肝要だからネ。ぢゃあ僕もササッとチンラを食べてくるよ。そのあとで、いっぱい遊ぼう」
とらねこが、「にゃっハ」と鳴いたので、僕は室内に戻った。
半時後、蛸と烏賊のまぜご飯を食べ終えた僕は、玄関のドアを開けた。
「とらねこ…とらねこャ………と…と…とらねこおぅッ」
僕の声が庭中にこだました。
そう、すでにとらねこはいなくなっていたのであります。絶望します。
寂しくなって絶望した僕は、冷蔵庫からルービーを取り出し、グラスに注ぐと、一気に飲み干しました。
そのあと僕は庭で一人、七輪を使用し、スルメ烏賊をあぶりながら、ルービーを飲みながら、夕日が沈むまで、とらねこの帰りを待ち続けた。
うくくくッ。
【了】
本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
猫は本当に偉大であり、気分屋でありながらも、可愛いくて仕方がない!
だからこそ、つい猫と戯れてしまうのであります🐈
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