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県教育長の発言「わいせつ行為など教職員としてはもとより、社会人としての資質が疑われるものが続発しており、事態は極めて深刻」???????????

 中国放送によると、広島県教育長 篠田智志氏が「盗撮容疑での逮捕など教職員の不祥事が相次ぐ中」「臨時の県立学校長会議を開いて、緊急メッセージを出しました。」と報じています。

 確かに、盗撮をするなんて言語同断です。ましてや、その容疑者が公立学校の教員であればなおさらです。そのような卑劣な犯罪を引き起こした犯人を一般の人々が非難することは、至極自然であり、その点に関しては、篠田教育長の意見に賛同いたします。ただし、このような県の教職員を非難する発言が、広島県の教育行政の責任者、広島県教育委員会教育長の発言であれば、甚だ違和感を抱きます。
 しかも、このような事案の緊急対策として、臨時の県立学校の校長会を主催し、篠田教育長が「社会人としての資質が疑われる」などと自ら緊急メッセージを出されたことに対し、大いな疑問を禁じえません。
 広島県の教育行政の最高責任者は、篠田教育長ですよ、このような事態を生じさせてしまったこと、そのような問題のある人物を正規の教員として配置したこと、不祥事が続いているのに、有効な不祥事防止研修を実施できなかったこと、容疑者として続けて逮捕されるまで有効な手立てを実施できなかったことなど、すべて県教育委員会事務局の失態です。そして、事務局の失態は、最高責任者の篠田教育長の統率力、指導力のなさの結果だと考えられます。

 この場で言うまでもなく、教員は、児童生徒に知識を教えるだけでなく、学ぶ意欲や、好ましい人間関係、社会的規範など、を教える立場の人間です。幼く、人格、道徳意識の成長段階にあり、影響を受け易い子供たちにとって、1日1日の大半を接する「人生の良きロールモデル」でもあります。  
 そのため、教員からの言語及び非言語による指導や、意識・無意識のうちに子どもたちに大きな影響を与えます。教員が人として高い規範意識が求められるのも、子どもへの大きな影響力のためです。
 加えて、教員は、「指導」と称して、生徒を密室に呼び出し、長時間の「指導」をすることも教育活動の一部として、個人の判断で行うことができます。このような教育の密室性は、性犯罪防止のため、文部科学省も各教委に対し、注意喚起を行っていますが、現職教員による性犯罪が減らない状況を鑑みると、まだ、十分に対策がなされているとは言えない状況です。
 ですから、教員の社会的な信用力を利用した、卑劣な性犯罪が第3者からは見えない状況で行われる可能性があることを十分に予見し、教職員としては不適切な人材を可能な限り排除する(少なくとも排除しよう努力する)責務が、教員を採用する担当機関である教育委員会の最低限の務めであり、その努力を怠り、不祥事を起こすような教員を採用し続けて、反省もしていない教員委員会のシステムまたは、担当者がまず責任を負うべきです。そして、このような事案が発生した場合、まず最初に配置先の校長や、保護者に謝罪すべきではないでしょうか?
 そして何よりも、責任を感じなければならないのは、篠田教育長であって、事件を起こした教員が所属する学校長ではないはずです。「校長が、その犯罪を起こした教員が欲しいと県へ具申した」のでしょうか?
 いいえ、教員委員会が、その問題のある人物を教員として正式に採用し、その学校へ配置したのです。
 よって、責任の所在はあまりにも明白です。そのような基本的な事実さえ認識できずに、責任のない県立学校の校長に「不満を垂れ流す篠田教育長」は、県教育行政のTOPにふさわしいのでしょうか??????????
「恥を知れ!!!」「責任転嫁も甚だしい!!!」「県民は怒っているぞ!」「すぐに退陣しろ!」と広島県民は声をあげるべきではないでしょうか?
 みなさん、このような教育長が教育行政のTOPである広島県であれば、このような教員の不祥事が当分続くでしょう。ご心配な保護者の皆様は、私立高校への進学または、転学を検討された方がよろしいかもしれません。子どもでいられる期間は短く、あっという間だからです。
 

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