ショスタコーヴィチ

ショスタコーヴィチが大好き。
今までオーケストラで弾いた中でもショスタコの交響曲第5番は一番楽しかったし、バイオリンコンチェルトも大好きすぎる。

バイオリンコンチェルト何番だったか、忘れたけど3楽章はこの世のものとは思えないほどの美しさ。

もしかして世界でいちばん美しい音楽なのでは。

3楽章から4楽章に移り変わる部分を聴くと毎回鳥肌がたつほどかっこいいので巻き戻して繰り返し聴いてしまう。

4楽章の暴れかたが最高で、ハラハラと手に汗握る展開、クライマックスまでのスリリングさ、激しさ。

ショスタコーヴィチは嬉しいだけの音楽を書かない。
悲しいだけの音楽も書かない。

打ち上げ花火のような喜びの爆発のなかにも、悲しみ、どうにもならない悔しさ、時には馬鹿馬鹿しさをまで表現する。

彼の音楽の背景には戦争があり、抑圧が、弾圧があった。恐怖と飢餓、恐ろしいニュース。

警察にとめられて殺されるかもしれない中、命懸けで決行したコンサート。
指揮者ムラヴィンスキーに託した想い、ムラヴィンスキーは楽譜をみただけで、ショスタコーヴィチがどんな思いでこれを書いたか理解したんだって。

命懸けで隠して送った楽譜。二人の信念。
かっこいい。
ムラヴィンスキー指揮の交響曲第5番、テレビで観て涙ぼろぼろ。

バイオリンコンチェルトの演奏は、ヒラリー・ハーンが好きです。

歩きながらよく聴いてる。

ショスタコーヴィチさん、美しい音楽作ってくれてありがとう。美しさの中に強さ、人の強さを信じるきもち、が入ってるような気がして支えられてます。


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