出雲駅伝1ヶ月前での各大学に対する個人的意見

出雲駅伝について予想をしながら各大学の戦力について思うことを記していきたいと思います.振り返りの際に自分がどう思っていたのかをまとめるために書いております.予想等が含まれますが,1個人のたわごとであることをご理解いただけますと幸いです.文中での"安定"とは14分1桁や29分1桁が多く、外すレースが少ないことに加えて1か月に1回程度のペースで出走があることを示します.また、"高いレベルで安定"とは出た試合のほとんどで13分台や28分台、"非常高いレベルでの安定"とは出た試合のほとんどで13分45秒、28分30秒程度を示します.

駒澤大学
今シーズンも非常に安定しているのではないでしょうか.戦力的には篠原選手,鈴木選手,唐澤選手の27分台トリオも強力ですが,佐藤選手が出れない可能性を考えても優勝候補筆頭ではないでしょうか.伊藤選手,安原太陽選手,赤津選手は非常に高いレベルで安定しています.新年度では赤星選手,山川選手,金子選手などハーフでの好結果も目立ちます.不安要素としては花尾選手の状態が不明ということでしょうか.

中央大学
吉居兄弟と中野選手という3本柱の強さでは駒澤大学に渡り合えるのではないでしょうか.湯浅選手,溜池選手,吉中選手は非常に高いレベルで安定していますし、伊東夢翔,浦田選手も3障含め今季では高いレベルで安定しています.あとはいいときは非常に良い山平選手,貧血気味ながら5千mPBもあった阿部選手が実力を100%発揮できるかどうかでしょうか.藤原監督のコメントからは1年生はまだ完全とはいかないようですがどうなるでしょうか.

青山学院大学
佐藤一世選手は5千m,1万mもPB更新で安定感もあり,トラックシーズンは素晴らしい結果だったのではないでしょうか.鶴川選手は関カレで5千m日本人トップという結果.黒田選手と小原選手も3障で高いレベルで安定しながら5千mで13分台をだしています.一方で太田選手は5千mPB更新こそあれど安定感には欠ける,野村選手,田中選手,若林選手はトラックではあまり結果が残せなかったという印象です.

國學院大學
平林選手,山本選手,伊地知選手の3本柱が夏前に戻ってきたことが一番の朗報ではないでしょうか.青木選手は5千mのPB更新とはなりませんでしたが,継続的な出走と1万m28分30秒台で走ってきています.高山選手,上原選手も今年度中に28分30,40秒台で走ってきています.1年生でも辻原選手や後村選手など非常に勢いがあります.一方で5千mのPB更新は少なかったでしょうか.

順天堂大学
昨年と比較すると戦力ダウンというのは否めないでしょうか.しかし、三浦選手は今年も非常に高いレベルでの安定感を見せており、浅井選手は非常に高いレベルで安定していますし、海老沢選手も高いレベルでの安定感を見せています.吉岡選手に関しては1年生としては完璧であるといえますが、高校時代を考えるとまだまだ本領発揮とはなっていないでしょうか.あとはトラックシーズンで3障,1500mに取り組んでいた選手たち次第でしょうか.

早稲田大学
石塚選手,伊藤選手,山口選手の3本柱は強力ですね.4年生の選手たちが3障をメインにしている選手が多いので、特に菖蒲選手のスピードをいかせる出雲は向いているように感じます.一方で選手の少なさから怪我人と不調者がでると厳しい大学なので佐藤,北村選手の不調は気になるところです.1年生の3人はそれぞれが良さを出しているといえますが、特に工藤選手はホクレン以外は完璧だったと思います.

法政大学
申し訳ないのですがデータを集めていないので詳しくは語ることができません.松永選手は今年度は全日本選考会,ユニバの結果を見ると学生ハーフ、関東インカレのころと比較すると調子が落ちているでしょうか.大島選手,小泉選手に関しては出走が見られているのが好材料といえます.箱根に関しては山の経験者、特に6区の武田選手が残っていますが出雲だと勝負どころがないように感じます.

創価大学
個人的には評価が難しい大学です.去年のロードをみると卒業した4年生以外はあまり結果がよくありません.一方で、1年生の織橋選手,小池選手に関してはトラックシーズンで高い安定度を誇っていましたし、山森選手も今年度に入ってからはコンスタントに出走を続け、PBも更新しています。黒木選手,家入選手,吉田選手も比較的安定していますが、上位進出は留学生次第になるでしょうか.

城西大学
山本選手がエースたる安定感をもってユニバ等でも好結果を残していますね.一方でヴィクター選手と斎藤選手は関東インカレ以降はあまり結果が振るいませんでした.平林選手,林選手が安定して好結果を残したのは箱根にむけても好材料ではないでしょうか.また4年生の野村,山中選手も非常に頼りがいのある選手となっています。ただ法政大学同様出雲駅伝では勝負区間がないという印象です.

東洋大学
松山選手次第というのがこのチームでしょうか.小林選手,奥山選手は関東インカレも含めて高いレベルで安定していますね.西村選手,梅崎選手,岸本選手も安定した結果を出しており、期待が持てます.緒方選手は関東インカレで一定の結果は出しましたがベスト更新とはなっていません.一方で石田選手,久保田選手などは継続的な出走ができていないことは不安材料ですし、3本柱の強さで行くと上位のチームとは差がある印象です.

順位予想
1位 駒澤大学
2位 中央大学
3位 國學院大學
4位 青山学院大学
5位 早稲田大学
6位 順天堂大学
7位 創価大学
8位 城西大学
9位 東洋大学
10位 法政大学

1位の駒澤大学は中央大学と比較して唐澤,篠原,鈴木選手と吉居大和,中野,吉居駿恭選手の1,3,6区では同等だと考えますが、やはり4,5区を比較すると駒澤大学の選手層が優勢でしょうか.この2大学は抜けていると思います.國學院大學は平林,山本,伊地知選手の強力さ、4,5区を走る選手を考えると駒澤,中央大学よりは少し落ちるでしょうか.青山学院大学は鶴川,佐藤,黒田選手の3本柱が國學院大學と比較しても実績の面でややおちると考えています.早稲田大学は石塚,伊藤,山口選手は青山学院大学と比較しても同程度といえますが、青山学院大学と比較すると4,5区を走る選手が落ちると考えています.順天堂大学はやはり三浦選手が2区に入ると思われるので、そうなると吉岡,浅井,海老沢選手は早稲田大学の3本柱と総合力では少し劣ること、一方で2区は三浦選手の存在が大きいですが、4,5区を走る選手の安定度と選択肢の少なさからこの順位としました.創価大学はカミナ,山森,吉田凌選手は順天堂の3本柱とほぼ同等と考えておりますが、三浦選手の存在で順天堂を上にしました.城西大学は山本,ヴィクター,斎藤選手の3本柱は創価大学と比較するとほぼ同程度ですが、留学生の力と4,5区の力は創価のほうが上と考えこのようにしました.東洋大学は松山,小林,梅崎選手だと城西大学の3本柱と比較して爆発力で少し劣るでしょうか.4,5区も今年での爆発力がある選手の差で城西大学を上にしました.法政大学は松永,宗像,武田選手の3本柱は出雲では力を発揮できないと考えこのような順位としました.今回は以上となります.大事なのは振り返りと監督の考えを読み取ることだと思っているので、終わった後に自分のこの記事を見直していきます.お読みいただきありがとうございました.


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