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The PEAKS R13 蓼科 EAST 一般

初参戦してきた The PEAKSについて忘備録として投稿します。
忘備録なので詰め込みました。推敲もしてません。長いです。すみません。
(一部拾ってきた画像を使用しています)


The PEAKS 参戦に際して

The PEAKSを知ったのは2021年くらいだったかと思います。
2019年からロードバイクに乗り始め、すぐに山に登ることに目覚めます。
家から出ると東西南北どこへ行くにしても登るので…(盆地住み)

2021年は富士ヒルに参加する予定で動いていたけど直前で足を痛めDNS。
そんな傷心(ハートブレイク)な時に目にしたのがThe PEAKSでした。

たくさん走って、たくさん登る。
面白そう!(辛そう!)

なにより心を動かされたのは時間内完走するとタオルがもらえる!
富士ヒルに参加したいと思ったのもリングが貰えるからでした。
やっぱり記念になるものがあるといいよね!
ちなみにブルべにも参加したことがありますがメダルが貰えるからです。

そして今年初参戦となったわけですが、前回までは参戦しませんでした。
単純に『家から遠い』です。
家族の手前、何日も家を空けたくないタイプなので参戦は諦めていました。が、2022年12月、翌年のスケジュールが発表。
R13&R14 蓼科・・・行ける!(車で3時間くらい)
この発表を見てすぐに参戦を決めました!
なお今回は2日連続開催でしたが上記を理由に1日目だけとしました。

R13のコースはこんな感じ

機材・装備など

■機材
 ・フレーム:ELVES Vanyar DISC
 ・ホイール:FARSPORTS Feder 35mm
山岳なので軽量機材。ペダル込みで7kg切るくらい。

同じ仕様で乗鞍に登ったとき

■装備
サドルバックやトップチューブバッグを付けようか迷いましたが、エイドがポイント毎にあり補給もできるとのことでバッグ類は排除。ボトル1本とツールボトルにして軽量化することにしました。

パンパンやぞ!

ツールボトルにはパンク修理に対して使えるものを詰め込みました。ちなみにタイヤはGP5000S TR 25C。アジリストみたくすぐにパンクしないぞ
Magene EXAR TPU チューブ×2
IRC FAST RESPAWN
LEZYNE チューブレスキット
CO2ボンベ
airboneポンプ
お助けチューブ
携帯工具
ニトリル手袋
ワイプオール
ボタン電池
液体ばんそうこう
ロキソニンなど

とにかくパンク→DNFを恐れていました。チューブレスレディタイヤでシーラントも補充したのにね。
軽量なバイクに対してこのツールボトルで650g…

なお当日出番は一切なし!(よかった)

ちなみにフロントライトはRN1500、リアライトはTL-LD180。ベルはキャットアイのベルをゆるふわーくすのアダプタでバーエンドに取り付けました。

あとは富士ヒルでもやったこれ。

タイムテーブル

Xで見かけたものをトップチューブに貼れるようにアレンジ。
(どなたか忘れてしまいました。ありがとうございました)
実際にこのタイムとほぼ同じ10時間半ほどで完走したのでめっちゃ役にたちました。一か所ST1bの距離をミスっていて当日マジで困りましたが。

■ジャージ
みんゴル(みんなのゴルビー)ジャージです。

ナイスゴルビー!

前日受付

受付は前日にすることにしました。6時スタートと早いので当日受付だと2時起き確定。流石に辛いので白樺湖周辺で宿をとりました。
当初は仕事終わりに向かう予定でしたが物販でお守りが発売されることを知り『これは絶対欲しいぞ!』と思い有休を入れました。ホワイト万歳!

朝9時に出発。11時に昼食のために白樺湖の南にある『いじわるばあさん』に立ち寄り。
事前のリサーチでここの豚の角煮定食をがめっちゃうまそうだったので。

開店と同時に店内へ。
メニュー見る。
豚の角煮定食がマスキングテープで隠されている。
カツカレー注文する。
うまい!

ちなみに夜もここでパスタとハンバーグをたべました

食べ終えて受付会場の女神湖へ向かいます。
受付開始は14時30分から。現在は12時。まだ誰もいません。
とりあえず周辺を軽く走ることにしました。
女神湖周りを2周し、少し足を伸ばしてソフトクリームを食べに牛乳専科もうもうへ。

牛乳ソフト

晴れ渡った空とすばらしいロケーションとおいしいソフトクリーム。こんなん最高ですやん!
ちなみにコーヒー牛乳ソフトもありました。こちらもおいしそう。食べればよかった。

14時前に会場へ戻ると会場の設営が進んでいました。

過去のフィニッシャーボード
みんゴルTシャツでした

しばらくすると参加者も集まり始めます。
そしてなんとなく物販ブース周りに人だかりが。
参加者といえばほぼ仲間みたいなもので(初参加ですが)、なんとなく会話が始まります。話題はやっぱりお守りのことに。みんな欲しいよね。
ちなみにお守りは限定100個、お一人様2個まででした。

今回入手したグッズ

14時半に受付と物販がスタート。グッズを購入後受付を済ませて宿へ。

一人には広すぎる部屋

コンビニで朝食を購入し今日は早めに就寝。

大会当日

3時半に起床。9時過ぎに寝たのにガーミンさんに4時間半しか寝てないから

今日のトレーニングレディネスは25な!

と言われる。ひどい…
ゆっくり朝食(おにぎり2個と山崎のみたらし団子2本)と前日から飲んでいたMAURTEN DRINK MIX 320の残り半分を飲む。この組み合わせは富士ヒルと一緒。なんとなくでとくに理由はないけれど。
4時半になったので会場へ出発。車で10分くらい。道中ガラガラで心配したけど駐車場は半分ほど埋まっていた感じ。

車から降りるとさっそく見知ったジャージとバイクが目に飛び込んできました。同じチーム(リアル)のtak8さんです。
買っておいたお守りを渡すと、

「靴下を忘れたので予備を持っていたら貸してください!」

とのこと。
まじかー。
昨日使ったソックスを渡しました。水虫持ちじゃないことを添えて。
今回はtak8さんと走ることにしております。

スタート会場に移動し車検を受けスタート位置に並びます。
チームには何度も出場している(ド変態!)方もいて、

最初から飛ばさないように。

とアドバイスを受けていました。
富士ヒルの一合目までは抑え気味にね。と一緒ですね。

はい、心得ております。

6時になり先頭から順番にスタートしていきます。私たちは6時スタート組で一番後方でした。
いよいよスタート!クリートをはめます。
が、スコン…

チェーン落ちしてる!

慌てて端に寄せて直しますが私の列は既にスタートしてしまいました。
運営の方に行っていいよと言われたのですぐに追いかけます。
信号待ちの影響もあり追いついたのは数百メートル走ったあと。
心拍は150bpmを超えてました。

でもこれがいいウォーミングアップになったのかその後は快調に走っていきます。
tak8さんと時には談笑しながらどんどん抜いていきます。
たぶん気持ちよかったんでしょうね二人とも。その勢いで麦草峠まで行きました。

アドバイスきいちゃいねえ!

写真を撮る余裕すらあったらしい

下って途中のAS2に到着。
ここでファットバイクで参戦している激坂さんに会います。激坂さんはビブのみみんゴルジャージでした。
そしてその後ろ姿を追って下るのですが、超早いです!
機材がが重いのもあるかと思いますが、バイクコントロールがとにかく上手です。バイクと一体になってヒラヒラ曲がって下っていきます。

半分くらいはなんとか着いていけましたが最終的には大きく離されました。
そして麓のST2に到着。1時間くらい貯金ができました。

ここまでは普通にこのイベントを楽しんでしました。
そうここまでは…

ST2からは途中でAS2を挟んで麦草峠(23.65 km/1,263 mアップ)の登坂が開始です。

8kmほど登ったところで両足の大腿四頭筋下部(膝上)に疲れを感じます。
今まで2.6倍ほどで登っていたのが2.1倍程度でしか走れません。

tak8さんには先にいってもらいこの2.1倍を維持することを考えながら登ります。
AS2までの距離とか気にせずただ2.1倍で回すだけ。ゾンビ走法だよなーと思いながら。

Xへの投稿。走っている時の投稿はこれが最初で最後

なんとかたどり着いたAS2では長めに休憩をとりました。まだ時間的な余裕はありました。
なんとなく行けそうだな(行かなくちゃ)と思い出発します。

ここからもゾンビ走法です。
なにもかんがえない。
きめられたことをやる。

完全にコレ状態

麦草峠の頂上ではtak8さんが待っていてくれました。一緒に下ります。
途中シカの群れが前を横切るハプニングもありつつスズラン峠の登坂へ。
しかしその途中でボトルが空に!
使いもしないクソ重たいツールボトルなんか持ってくるんじゃなかった。2ボトル体制にすればと思いながらジェルで喉を潤し登り続けます。
そんななか、

道の脇でボトルに水を汲んでいる参加者を発見!

これは敵の潜水艦を発見!(BFより)

どうやらここが女の神氷水のようです!(Youtubeか何かでみた)
冷たい水で喉をイッキに潤します。生き返るぅ~。

完全にコレ状態

足の状態は変わらないけどスズラン峠を越えて女神湖までなんとかたどり着けました。ここではもう固形物を入れたいと思えなくなっていたのでジェル2個と豚汁?の汁のみもらいました。いま思うと全体を通して補給が少なかったかなーと。

あとは大河原峠を登って下って登って下るだけ。ゾンビ走法でいけば完走できそう。そう思って登っていきますがついにあれに襲われます。

足つった!

右足膝上に痛みが発生。悪化しないようペースを落とします。富士ヒルでもありましたがその時もペースを落として給水を増やしたら回復したので今回もそうします。
2倍弱でゆっくり走ります。

(たぶんこのくらいの時だったかと思いますが)
横を颯爽と駆け抜けていくACTIVIKEジャージが!
「にっしーさんですか!?」
つい声を掛けてしまいました。
すると振り向いてサムズアップをしてくれました。

かっけー!!

そして次に出たわたしの言葉が

「頑張ってください!」←???

完全に「お前も頑張れよ」案件。
言ったあとすぐに後悔。あえてここで公開。
沿道の応援者じゃないんだからねえ。
そしてすぐににっしーさんは見えなくなってしまうのでした。

大河原峠の頂上手前で右足外側の甲から足裏に掛けて謎の激痛が発生。

さらにペースが落ちます。
これは頂上でシューズを脱いでしばらくしたら治りました。
40分貯金に変わっていました。

大河原峠から美笹湖への下りは単純に

この坂を登りたくない

と思わせるダウンヒルでした。
絶対辛い。
そう分かっていながらも下るしかありません。

途中JAXAのバカデカいパラボラアンテナがありました。
マジでデカいです。でも写真を撮る余裕がありません。

またここに来る理由ができるから撮らなくていいや)

いつかまた来ようと思いました。ほんと凄いよ。
(凄いけど案外写真だとわかんないかも?)

美笹湖ではオレンジやバナナも口にしました。
あとは登って下るだけ。
絶対辛い登りだけど時間には余裕がある。
マイペースで完走目指して走るだけ。
そう言い聞かせて再スタートしました。
登れば終わる。少し力が戻ってきて2.5倍くらいで走ります。

が、簡単にはいかないもので…

足の甲から裏への痛みが再発!

頂上まではまだ距離があります。だけど我慢ができないほどの痛み。

仕方なくバイクを止めてシューズを脱ぎ足をもみもみ。

「大丈夫ですか?」
と声を掛けて下さる方もいました。
ライバルとかじゃなく一緒に完走を目指している仲間なんだなー。
そういえば美笹湖に下っている時に前を走るtak8さんが登っている方たちに声を掛けていましたが皆さん反応してくれてました。
辛いときに声を掛けられるとパワーに変わりますね。

少し休んでから走り出しましたが痛みはありません。
これなら行けそうだ。うん。
だけど…

その後、頂上まではとてもつらい坂でした。

勾配は10%を超えていたはず(数値見ないようにしていた)。
2.1倍走法なのでケイデンスも50を切り速度も6km以下
というのが続きます。もう我慢・我慢の連続です。
途中、激坂さんに追いついたので

ナイスゴルビー!

ナイスリンガー!

とお互い励ましあいながら頂上を目指して登ります。

ファットバイクに引いてもらうわたしって一体…

そしてさらに左大臀筋、右肩甲骨付近、右腕と痛みが発生!
完全に満身創痍。痛みの専門商社状態。
今までのライドでこんな状態になったことありません。

さすが日本最強!最悪!のThe PEAKS!!

やっとの思いで頂上に到着。あとは下るだけ(何か所か登り返しがあるけど)
時間は30分の貯金です。まあ行けるでしょうが心配なので待っていてくれたtak8さんにこのままゆっくり行くので先に行ってて下さい。と言うと、

「ここまで来たので一緒にゴールしますよ!」

と言ってくれました。ありがとう!

順調に下り、登りは2.1倍。これはもう変わらずです。とにかく大きな負荷が掛からないようにしました。

いよいよゴール間近です。

信号を渡り最後のストレートへ。

そして振り向いて言います。

スプリントしましょうか

Zwifterあるあるですかね?
どんなに疲れていてもどんなに千切られていてもとりあえずゴールスプリントするのは。

返答があったか分からないままスプリントを開始。

およそ200mを6倍強で踏み抜けました。

一緒にゴールしますよ

と待ってくれていて言ってくれたtak8さんを置き去りにして…

わからせアタック?
先の富士ヒルでもやったので2回目ですね。

スプリントって楽しい!

はい、
無事完走しました!

30分貯金を残したままゴールしました。当初の予定通り!

フィニッシャータオルを掛けてもらいインタビューを受けました。

無事に走ってくれた愛車とフィニッシャータオル

ゴール後の達成感と会場の幸福感に満ちたというかなんとも言えない雰囲気がたまりません。
なんだろう過去にも経験したようなこの感じ。体育祭? 文化祭?

どんなに辛くてもこれを味わいたくてまた参加しちゃうんだろうな

そう思いました。

フィニッシャーボードにはもちろんナイスゴルビー!
小さいナイスゴルビ!は激坂さん
記念撮影

なおこのR13&R14開催直前に来年のThe PEAKS R15、R16の日程と開催地が発表されました。

R15:5/26 石鎚山…愛媛か遠いな。しかも富士ヒル前だからないなあ。
R16:8/25 妙高…新潟か遠いな。ないなあ。ちょっと調べてみるか…

3時間19分

妙高まで3時間19分か…案外近いな。

駄文に最後までお付き合い下さりありがとうございました。

次回、The PEAKS R16 妙高編でお会いしましょう!?

一緒に走ってくださったtak8さん、激坂さん、
ご挨拶・お話させていただいたみなさま、
ジャージ見て声を掛けてくれた方、
車から応援してくれた方、
運営・関係者のみなさま、
本当にありがとうございました。

今年の一番の目標が無事達成できました!


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