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旧古賀銀行

佐賀県蓮池町で、呉服商を営む古賀善平が、両替商を始めた事から古賀銀行の始まりとなる。
明治18年に、古賀善平が設立。
3代目、善兵衛の頃には九州の五大銀行のひとつとなる。
大正15年、恐慌の煽りをうけ閉店。

後列中央が古賀善平
預金通帳
旧古賀家

旧古賀銀行の頭取、古賀善平の住宅には、
時の偉人の物と思われる掛け軸や、
佐賀城から譲り受けたとされる板戸、大広間の欄間や組子細工の繊細なデザインに、当時の上流階級のこだわりと栄華を見てとれる。

大木喬任の書

古賀家3代目(善兵衛)と親交のあった大隈重信も、佐賀へ帰郷した際にはこの古賀家に宿泊した。
昭和29年からは、料亭として使用され、その後は佐賀市の所有となる。

古賀善橋
旧古賀家

大正初期には、佐賀の伊丹、深川、古賀と三大財閥とされたが、のちに三井財閥と共に炭鉱業へと業務拡大を計った。
第一次大戦後の恐慌、関東大震災により煽りを受け終焉へと向かう。

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