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【s14 最終613位】雰囲気ランドアシレサイクル

初めまして、カサシキと申します。

s14お疲れさまでした。インフレシーズンという事もありギリギリではありますが初レート2000を達成出来たので記念に記事を書きたいと思います。拙い文章ですがご一読して頂ければ幸いです。

ー以下常体ー

【使用構築】

【構築経緯】

前期の構築記事を読み漁っていたところ、兎に角ぴりかさんのこちらの記事【S13 最終15位】偽装スカーフランドロス軸サイクル【ポケモンSV】 - VTuber兎に角ぴりかの構築置き場 (hatenablog.com)(無断転載なので問題があれば削除します)のスカーフランドロス眼鏡サーフゴーがBIG7系統相手に再現性のあるゲームメイクが出来ると考え、そのまま軸とした。

次にこのままだとパオジアンや後発ウーラオスが簡単に一貫してしまう為、そこを切れるクッション枠としてHBお盆アシレーヌを採用。

ここまでを基本選出とし、補完枠を考えた。
まず基本選出だとキョジオーン軸や低速受けサイクルがキツそうでそれを崩せて、かつ炎オーガポンが死ぬほど重いため選出を抑制出来そうな枠として剣舞身代わり岩オーガポンを採用

更に上の4体だと岩ポンの頑丈が残っている時以外でテツノツツミに抗う手段に欠けていたため、以前自分が使って使用感が良かった突撃チョッキハバタクカミを採用。重めなフロル展開を破壊したり、サイクル下で天敵のチョッキランドロスを崩すために地面テラバ凍える風型とした。

最後に環境に一定数いたハッサムに対して奇襲が可能な点と、相手のイダイトウの牽制として炎テラストドロクツキを採用。最初は鉢巻だったが、技選択が難しいと感じたためブーストエナジー型とし対面的に戦えるようにした。

【個体紹介】

<努力値は()内、性格補正は+>

ランドロス@こだわりスカーフ

性格:陽気

テラス:飛行

地震/テラバースト/岩雪崩/とんぼ返り

実数値:167(20)-197(252)-111(4)-×-101(4)-154(228+)

S 準速100族抜き
A 振り切り
B、D 端数
H 余り


サーフゴー@こだわり眼鏡

性格:控え目

テラス:水

ゴールドラッシュ/シャドーボール/気合玉/トリック

実数値:193(244)-×-116(4)-169(4+)-135(188)-113(68)

レギュDの流用個体のため調整意図不明


アシレーヌ@お盆の実

性格:図太い

テラスタイプ:鋼

うたかたのアリア/ムーンフォース/クイックターン/アンコール

実数値:187(252)-×-138(252+)-147(4)-136-80

H-B パオ&ラオス意識で特化
C 端数


オーガポン@いしずえの面

性格:陽気

テラス:岩

ツタこんぼう/ウッドホーン/剣舞/身代わり

実数値:155-172(252)-105(4)-×-116-178(252+)

S ミラー意識で最速
A 少しでも火力を伸ばす為振り切り
B 端数


ハバタクカミ@突撃チョッキ

性格:控え目

テラス:地面

ムーンフォース/シャドーボール/凍える風/テラバースト

153(180)-×-75-198(196+)-155-172(132)

C 11nでなるべく数値が高くなるライン
S 準速トドロクツキ抜き
H 余り (目安:ツツミのテラスドロポンを2耐え)


トドロクツキ@ブーストエナジー

性格:陽気

テラス:炎

逆鱗/はたき落とす/テラバースト/アクロバット

実数値:181(4)-191(252)-91-×-121-188(252+)

S 準速135族(パオカミ)を抜くために最速
A 火力意識で振り切り
H 端数


【個別解説】


本構築の軸その1。環境的にチョッキ持ちが流行っていたこともあり、初手ラオスがテラスを切らないで突っ張ってくることが多かったため飛行テラバーストでeasy winを量産出来た。

動かし方は元記事に書いてあるものを見てもらった方が分かりやすい。基本初手から投げるが、注意点として初手パオ対面特性順で持ち物バレして普通に礫を打たれるので蜻蛉ではなくアシレに素引きすることを徹底していた。

テラスタイプはコンセプト通りラオス&オガポンを屠るために飛行

技構成はスカーフのテンプレ4つ

優秀なタイプによるサイクル参加のしやすさ、威嚇によるPT全体の実質物理耐久の底上げ、環境的に一貫を取りやすい高火力地面技or飛行技でのスイープなどこのポケモンで無ければこなせない仕事を担ってもらい、軸として恥じない活躍だった。

ポケモン対戦に復帰したS9も軸として戦ってくれたスカーフランドと2000を達成出来て本当に嬉しく思う。
(選出率1位)


軸その2。先述したランドロスと組み合わせることでパオ以外のBIG7に対し安定的に立ち回ることが出来た。

個体はボックスに居たHDベースのものをそのまま使用したが、面倒な初手電磁波エナジーカミに対して後出しから余裕を持って処理が出来たり、終盤大流行したブリジュラスにも強く出れるため正解だった。

配分についてはもっとCを伸ばす予定だったが、一度赫月ガチグマの大地+真空波を素で耐えたのを見て変更する気が起こらなくなった。弄るならDの実数値を1削ってSに回すと+1でガブリアス抜きの神速カイリューの上を取れるため安定すると思う。

テラスは水ラオスを意識して水にしたが、ゴルラの火力を伸ばせる鋼でも悪くはないと思う。

技構成はタイプ一致のゴルラ&シャドボ、終盤の詰めで役立つトリックは確定で、ラストはミラコでサフゴを見ようとするブリジュラスが多かったため7割で貫通できる気合玉を採用した。

今回初めて基本選出にサフゴを組み込んだが数値、タイプ、特性が全て嚙み合っていて流石BIG7の一角だと感じるスペックだった。
(選出率3位)


本構築の軸その3。本構築唯一のレギュF組であり圧倒的サイクルの潤滑油。ランドサフゴだとパオラオスが重いため引き先となれるように採用したが思っていた以上に強かった。

調整は物理耐久を少しでも上げるためにHB特化にした。そのため火力面が少し心配であったが水、フェアリーという優秀な攻撃範囲と後述するクイックターン+アンコールのおかげで起点にされる場面はあまり無かった。

テラスタイプは鋼にしているが、飛行テラバカイリュー以外にあまり切らなかったため、正直炎や毒で良いと思う。

技構成はタイプ一致の泡沫とムンフォ、対面操作をして攻め駒を出すためのクイックターンまでは確定で、ラストはアンコールにした。

このアンコールが物凄く偉くて、例えば相手の2番手エナジーカミに対しても後投げからアンコすることでムンフォor瞑想で固定されるため前者ならサフゴ素引き、後者ならクイタンからのランド引きで無理なく突破することが出来る。他にも様々なパターンがあるが総じて初手ランドで得た数的優位を生かすには必須級の技だった。

このポケモンは初めて使ったため不安だったが、蓋を開けてみれば以前までのランドサイクルで辛かったパオラオスに対して圧倒的に強く、自分が諦めていた攻めサイクルに希望を与えてくれる女神だった。電気テラスパオ以外には確実に仕事をこなしてくれるため、攻めサイクル好きには一度使ってみてほしいポケモンだった。
(選出率2位)


補完枠その1。基本選出で重いキョジオーンや受けサイクル系統に対して剣舞+身代わりで荒らす役割を担ってもらった。

またサイクルを回しにくい際の対面選出の核になったりアシレーヌのアンコから降臨させて剣舞を積んで破壊したりと、想定した場面以外でも活躍してくれた。

技構成はタイプ一致技のツタこんぼうとウッドホーン、役割対象を意識した剣舞身代わりで確定。

この技構成だと鋼タイプで止まってしまうため、むやみに選出出来る枠では無かったものの、このポケモンにしか出来ない役割を果たしてくれた。
(選出率4位)

補完枠その2にして影のMVP。このポケモンを書くためにこの記事を書いたと言っても過言ではない。

このポケモンには元々ツツミの処理を任せていたが、地面テラバを採用することで初手出しされるフロルを無限に葬ったり、重めなドヒドイデに対してもシャドボ+地面テラバでほとんど仕事をさせずに倒すことが出来た。また副産物として終盤環境で流行したタケルライコ入りの構築に無類の強さを発揮してくれた。

更に凍える風を採用することによって、チョッキランドに対して
  1サイクル目ムンフォ→2サイクル目ムンフォ+凍える風
で綺麗に突破出来る為、この立ち回りを確立して以降ライコランド構築には無敗だった。

今回使用したカミの技構成はかなりピーキーだが、チョッキカミ自体は凄く強いためこれから増加しても何らおかしくないと感じた。またこれは持論だがテラスタルが初見殺しを行いやすい性質上、単体性能が高く型の匿名性があるカイリューカミは軸よりは補完として少しずらした型で採用した方が良いと考える。

その点で今回のカミは条件を満たす神ポケモンとなってくれた。本当にありがとう。
(選出率5位)


補完枠その3。ここまでハッサムが重かったためそれを刈り取るために炎テラスで採用した。またイダイトウ、イーユイ、炎オガポンといった高火力アタッカーたちの選出抑制に貢献してくれた。

技構成はタイプ一致の逆鱗とはたき落とす、ハッサムを刈るためのテラバースト、ラストはラオスへの打点としてアクロバットを採用したが打たなかったため何でも良いと思う。

このポケモンはハッサム入りに想定通りの活躍はしてくれたものの最終日はほとんど出さなかったため、変えるとしたらこの枠だと思う。ただ選出画面の圧力にはなってたので、また難しいところ…。

今までトドロクツキは積みアタッカーでしか使ったことがなく、思った以上に耐久がなくて自分の中で苦手意識があったが、今回はエナジーでの火力upを利用してひたすら殴って相手を荒らしまくるという考えにシフトして使用したことで少しは和解できたと思う。
(選出率6位)


【基本選出】

①対BIG7→ランド+サフゴ+アシレ
(困ったらこれ)

②ツツミ、ライコ、フロル入りなど→カミ+@2
(@2は相手が対面構築ならアシレ+岩ポン、サイクル構築ならアシレ+ランドと出すことが多かった。)

③キョジオーン入り→岩ポン+@2

④ハッサム入り→ツキ+アシレーヌ+@1
(ツキはなるべく後発から展開した方が強く扱える)

⑤イエカシラニューラ→サフゴ+ランド+@1

他にも臨機応変に選出したが、とりあえずランド+アシレーヌと投げておけば受け以外には戦える

【重いポケモン】

色々いますが特にキツい奴

電気テラスパオジアン→このポケモンが重すぎるのが本構築最大の欠陥。多分PTで勝てる奴がほぼいない。礫持ちだったらランドも飛ばされて一瞬でゲームセット。

炎オーガポン→岩ポンとツキのおかげであまり出てくることは無かったが、普通に基本選出が炎ポンを舐めているため出されたら普通に辛い。

ドヒドイデ→これはプレイヤーの上手さもあると思うが、本当に辛い。最後の方はカミの地面テラバで処理していたが立ち回りが不安定になる。

受けループ→切っているため当然辛い。ただこのPTにはクレべドヒドハピと投げられる為こちらはランドサフゴ岩ポンでクレベに格闘テラスを吐かせた後にランドの飛行テラバでゴリ押すのが丸いのかなとシーズン終了後に思った。だが辛い。

【結果】

TN カサシキ 最終613位 最高最終レート2000

ーここから敬体ー

【後書き】

今シーズンは試験の影響で潜り始めたのが29日と非常に遅く、また風邪を引いて半分は動けなかったため半ば諦めムードで1ROM特攻しましたが、1日の8時半頃に滑り込みで2000を達成することが出来ました。

受験期の中断や某音ゲーに1年間浮気など紆余曲折ありましたがその中でも目標を達成出来たのはとても嬉しかったです。正直初めて1900を達成した高2の時は「残り100くらいすぐ伸ばせるだろ」と高をくくっていましたが現実はそう甘くなく、それを埋めるために死ぬほど努力している方々の凄さをひしひしと感じました。

今回はインフレのおかげで偶々2000に乗れただけなので、s15以降もレート2000を安定して出せるように精進していきたいと思います。

最後になりますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。文量の関係で色々説明を端折ってしまった部分もあるので、質問や改善案等ありましたら是非X(@kasashi_poke)の方まで気軽にご連絡ください。


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