必要不可欠な資金管理
FXを含めた投資では、殆ど全てが元本を保証されていません。
銀行の普通預金でさえ残高1,000万を超えた分は保証されていませんから、ノーリスクな世の中ではないという事です。
安定的な資産である土地でさえ、いつ起こるか分からない大地震で一瞬で価値を落とす場合さえあります。
言い出したらキリがないところですが…。
リスクとリターンに関して、それぞれ振れ幅の大きいFXの世界では、投資における資金管理が特に重要です。
いかに優位性のある手法を持っていたとしても連戦連勝は無理ですのでどこかで連敗も生じますし、それが想定以上に続く事もあります。
コイントスの表裏を出す遊びにしても、偶然とはいえ裏が10回続く事もあります。ちなみに確率でいうと2の10乗で1024分の1です。
ですから投資にしても、ある程度の不運が続くことを前提にして臨む必要があります。
具体的にはどうすれば良いのか。
これは数学者のナウザー・バルサラという人が破産確率というものを求め、安全性と期待値を高めるための法則を生み出しています。
大変複雑な計算ですが、実際に私達がトレードするにあたってのルールとしてはとても単純で、それゆえ世界中で高い評価を受けています。以下にルールを並べます。
①トレード資金(元手)を確定する
→ここでは仮に100万円とします。
②一回のトレードで損失してしまった時の許容量は、元手の「2%」とする
→100万円に対する「2%」は2万円になります。これが許容量です。
…たったこれだけのルールです。
一回に負けて良いのは2%までです。勝ち続けようが連敗しようがそれを継続します。
このルールでは、100連敗しても理論上破綻(0円になる)は起きません。ある意味凄い事です。
ここで最も大切な事は、上記のようなルールを定める事なく、いい加減にやっていくと破綻するという事です。
負けが続いたからといって投資額を増やしていくような人もいますが、それこそ墓穴という事です。
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