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あいもかわらず 

昨年、SNSで素敵な人を見つけた。 

その人は森の中に住んでいて、
まるで魔女の宅急便に出てくる絵描きの女の子みたいだった。 
名前も不思議な名前で、日本人がどうかもわからない。

私はその人の友達と思われる人のSNSで知り、
たまにアップされる写真をみて、森の生活の様子をいつも楽しみにしていた。 


そして先月


その絵描きの女の子みたいな人が亡くなったことを知った。   



全然知らない人なのに、とても悲しくて
なぜ? という思いでいっぱいになった。 

私が知る限りではその人はとても優しくて、 
仲間に愛されていて、自分の得意なことで仕事をし、家族や自然環境のことも大切にしていた。 

いなくならなければならない要素が見当たらなかった。 
 
ニュースにもなって、どんな人だったのかが判明した。 

みんなは追悼の意をあらわし、
いなくなったことは間違いない。

それでもみんな、またいつもの毎日を送る。 

これからの仕事のことも計画をしていて、体調が良くなったら復帰する予定だった。 



ねえ かみさま。 


もっと早く連れていった方がいい人が、
地球を悪くしているような人が、
他にたくさんいるんじゃない?

なぜこんなに優しい素敵な人が先にいなくなるの?   
今 必要な人じゃないの?
 



ものすごい偏見だけど 
そう思った。
 


OLAibi

シルクロードをルーツに持つ。ドイツに渡り電子音楽や現代音楽に触れる。その後、太鼓を中心としたマルチアーティストとしてパフォーマンス、CMや映画音楽、ショーや舞台などの音楽を制作する。OOIOOのドラマーとして国内外で活動後、広大な森の中に住み、年月をかけ森の生物の生態と音を録り続け、様々な国、民族の言語を語感と言霊を頼りにリリックを綴る。ドラム、民族楽器、おもちゃのキーボードなどをサンプリングしたビートと住う森の音を織り重ね独自の音楽を表現する。2021年、写真家松原博子とsound&photo bookをリリース。六本木クリアギャラリーにて初のサウンドインスタレーションの個展を開催。
http://olaibi.com

https://www.wonderfulllife.link/people/pid87/



私の日常は
あいもかわらず 
落ち込む気分とは裏腹に 
良いことが続いている

雨風しのげる家があり 
明日の食糧の心配をせず 
綺麗な水と空気がある   

気にかけてくれる家族や友人がいて 
みんな元気 

新しい仕事も与えられ
 
noteをかく時間もある 
  



チューリップの球根を大量に植えて
来年の春
咲くのを楽しみにしている 



冬のおやつ



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