天照大御神 神宮正式参拝

【天照大御神 内宮】


正式参拝の朝
暗いうちに目が覚め
朝6時起床の太鼓の音が鳴り響く中
冷たい水で顔を洗い
正装に身を正し
皇大神宮内宮へ
正式参拝

内宮の入口である五十鈴川に掛かる
宇治橋は
この世の現世と神聖な世界を結ぶ架け橋

一歩踏み入れると

眩しく神々しい光に満ちた
世界に包まれました



玉砂利を敷き詰めた長い参道を進むとそこは
神域

皇大神宮は天照大御神をお祀りされていらっしゃいます。

まだ日本という国がなかった頃

国生みの神
イザナギとイザナミによって多くの神々が誕生しました

しかし
イザナミは火の神であるカグツチを生んだために死んでしまい、
黄泉の国へ去ってしまいます。

妻を失い悲しみにくれたイザナギは、
イザナミを追って黄泉の国を訪れますが
変わり果てた姿から
思わず逃げ出してしまいます。

黄泉の国から地上に戻った時

穢れた身体を清めるために水の中で禊(みそぎ)
そのとき、左目を洗うと天照大御神(アマテラスオオミカミ)が、
右目を洗うと月読尊(ツクヨミノミコト)が、
そして鼻を洗うと素盞鳴尊(スサノオノミコト)が次々に産まれたのです。

こうして誕生した子どもたちは「三貴子」とされ、イザナギの跡を継いで国を治める神々となるのです

そしてイザナギは、アマテラスに「高天原(たかまのはら)を治めよ」と命じられました。

アマテラスを祀る神社を「神明神社(しんめいじんじゃ)」と言い、

その総本社が伊勢神宮の内宮であり、
これを「皇大神宮(こうたいじんぐう)」と呼びます。

今回も
正式な作法による参拝である
「御垣内参拝(みかきうちさんぱい)」をさせて頂きました。



御垣内参拝とは、
一般参拝よりも正殿に近い場所で参拝することができる特別な参拝のことを云います

御幌(みとばり)の内側の神聖なエリアに足を踏み入れると
一瞬にして
空気が変わります。
白の玉砂利を踏み締める音だけが響き
正殿の前でひざまづくとき
凛と透き通った風が流れ
全てが空になる感覚になります。

自らの内なる魂を
感謝で満たし

参拝を終えました。



朝早く
まだ人も多くない神宮の
空気に

ここに私が生かせて頂ける
幸せと
心より楽しく満たされた

素晴らしい時間を過ごさせ頂きました。

ありがとうございました

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