カモミールと眠れぬ夜
今日はカモミールのお風呂に入った。
粉ではなくてティーバッグのような中身。
まるでカモミールティーがそのままお風呂になったような感じがして、少し不思議で面白かった。
入浴剤の話はこれくらいにして、ここからは飲む方のカモミールの話をしよう。
私はもともとカモミールティーが特別に好きという訳ではなかった。
どちらかと言えば苦手の部類に入っていたように思う。
幼い頃の眠れぬ夜に、良く眠れるようにと母親が出してくれた記憶がある。
その時も美味しいと思って飲んではいなかった。
香りの強い独特なお茶だなという印象だった。
それを飲んで良く眠れたかどうかは、記憶は定かではない。
だからこそ当時の私は何故このお茶を安眠の為に飲むのかがわからなかった。
ただ、母親がこれを飲むとリラックスして良く眠れるということを私に言い聞かせていたのは強く覚えている。
しかし、大人になった今。
カモミールティーを飲むと良く眠れる気がする。
ほっとした落ち着いた気分になれる気がする。
以前とは真逆で、家に常備する程に好きになったのだ。
味覚が変わったのか慣れたのか、もしくは幼い頃から母親が言っていた事が頭と心に染み込んだのか。
私は後者だと思っている。
カモミールに関しては、安眠やリラックス効果があるのは有名だ。
だが、幼い頃からの習慣とか思い込みとか、そちらの方が私には強く効いているようだ。
それに、そっちの方が母から受け継いだおまじないみたいで何だか素敵だ。
ハーブティーは魔女のイメージもあるし私はそっちの方が良い。
(幼稚園児の頃の夢は魔女だった。)
これは余談で去年知ったのだが、蜂蜜を入れて飲むと一気に華やかになって違う味わいになる。
眠れぬ夜、心がざわつく夜。
この先もそんな夜にはカモミールティーを飲むだろう。
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