#04. 人が変わるのに魔法は必要ない

●人は誰しも変わりたいと願っている

書店の自己啓発コーナーや社会人向けセミナーを覗くと、華やかなキャッチコピーで溢れています。
「自分でも信じられないほど人生が変わった」
「こんなに変わるなんて、昔の自分からはとても考えられない」
コーチングも、そんな自己変革プログラムとして注目を浴びているようです。
これらは「今の自分では満足できない」「全く新しい世界が見てみたい」という気持ちの現われと察することができます。
人が変わることを目的としたとき、確かにコーチングは有効です。
おそらく、あなたが期待している効果を超えて「別人に入れ替わる」くらいの事が起こります。また、意図的にそれを狙っていくのがコーチングとも言えるでしょう。

●変わるために必要なものは、既に目の前にある

人の人格に大きな変化をもたらすコーチングですが、変わっていくクライアント達が何か特別な事をしているかといえば、全くそんな事はありません。
彼ら彼女らは、まだ片付いていないことを淡々と行動に移しただけです。
つまり、人がなりたい自分へ変わるために必要なことは、既に目の前にあるということです。
本当に変わっていく人は、それに気付き、結果が出ても出なくてもひたすら行動しているだけです。
要するに、あなたがいくら願っても変われない理由は、単に行動していないだけなのです。

●願うだけでは人は変わらない

身も蓋もない話ですが、人が中々変われないのは、願望を抱くだけで行動していないことが原因です。
ただ、このシンプルな事実はとても示唆に富んでいます。
特別な才能が無いと成功できないと思っていませんか？
劇的に変わるには、きっかけを外から与えられないとダメだと思っていないでしょうか？
そして、今の自分は成功する資格が無いと思っていないでしょうか？
そんな事は全くありません。
今の自分には既に成功する資格があり、方法すらも目の前に転がっているということに気付くことがスタートです。

いかがでしょうか？
諦め、嘆く前に、まだやっていない事が沢山残っていないでしょうか。
それらを一つ一つ愚直に行動に移して、半年・1年と経った後で振り返ったとき、見違えるように変わった自分に気付くはずです。
・特別な方法は必要ない
・必要なことは既に目の前にある
それを意識に上げて、今の自分を見つめてみてください。

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