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#05. バッターボックスに立とう!(敢えて巻き込まれてみる)

●なかなか行動できない時にどうする?

ーーやってみたい事はある。だけど中々行動に踏み切れない・・・
皆さんは、そんな経験は無いでしょうか?
このままではいけないと分かっていながら時間だけが過ぎて行く。。
苛立ちや自己嫌悪に陥ってしまう苦しい状況ですね。

コーチングでは、そんな時のために”ゴール設定”を促します。
ゴールを設定することで自分にとっての重要度が変わり、具体的な行動に繋げていく基本メソッドです。
今回はもう一つ、効果的かつ即効性のある方法について考えてみたいと思います。

●とりあえず手を上げてみる

私は以前、自動車業界でソフト開発に従事していました。
そこでトヨタ自動車CEOの豊田章男氏が仲間に送ったメッセージが印象的でしたので紹介したいと思います。

「バッターボックスに立とう(中略)そうすれば失敗もします。失敗して理由を考え続けるうちに成果は出ます。チャレンジし続ける、打席に立ち続けることが大切だと思います」
そして、「空振りをしても『ナイススイング!』と声をかけられるコーチでいたい」と述べています。
出典:トヨタイムズ #9

失敗も成功も、トライしてみないことには起こり得ない。
傍観者ではなく、当事者としてチャレンジせよ。というメッセージをバッターボックスに立つ打者になぞらえて表現したのです。
ここにはコーチングにも通ずるコアが込められています。
人は放っておけば常に現状維持しようとするものであり、自分一人でゴールに向かって行動するにはどうしても限界があります。
自分の固定概念を壊し、行動に出るためには、何が起こるか分からないけれど手を上げてみる。あえて未知数のものに巻き込まれてみることが有効になるのです。

●巻き込まれれば、必ず行動するハメになる。

私事ですが、最近私自身に起こったエピソードを紹介したいと思います。
趣味の繋がりの知人に、とあるHPを運営している人がいます。その彼がSNSでこんな呟きをしていました。「フロントエンドエンジニア募集!」。
そこには求められているスキルなど、具体的な事は一切書かれていませんでした。
何を要求されるか分からない、力になれるかも全くの未知数。
それでも何か手伝えることがあるのなら。と声を掛けてみた結果、今では彼のHP運営のメンテナンスを任される裏方として活動するようになっています。
断っておきますと、私は決してプログラミング能力に自信があるわけではありません。私より腕の良い技術者を見つけるのは難しくないでしょう。
彼のフォロワーは数万人を超えていますが、私の他に手を上げた人は居なかったという理由で私に仕事を任せてくれたのです。この事例からも、”何が起こるか分からないけれど巻き込まれてみる”ことの面白さが分かると思います。

また、こんな事がありました。
別の知人と雑談していたところ、「京都の田舎町に古民家がある。何かに使えないか?」という話になりました。
「面白そうですね。考えてみます。」と返事をした(してしまった)結果、いつの間にか現地視察や古民家再生プロジェクトの有志を募る活動にまで発展しました。
私は古民家の活用法についてノウハウがあったわけでも、法律知識があったわけでもありません。
それでも当事者としてバッターボックスに立ったことで、必要なものに気付き、自然と行動に出始めたのです。

いかがでしょうか?
一歩踏み出すのに知識や経験は必要ありません。
思い切って飛び込んでみることで様々なものが動き出します。
バッターボックスに立つ人を、コーチは全力でサポートします。

コーチングについてのお問い合わせ・質問はDMまたはmailで受け付けています。
【mail】realize8coaching@gmail.com


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