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彦三(ひこさ)頭巾

私は小さい時に、父の転勤で秋田県羽後町西馬音内(うごまち にしもない)
というところに住んでいました。
私がよく記憶にあるのは、夏の西馬音内盆踊りです。
羽後町は秋田県内の内陸部の町で雪深いところです。


西馬音内盆踊りの様子は羽後町のホームページを検索するとでてくると思います。
国の重要無形民俗文化財に指定されたとききました。
衣装も独特のものです。
踊りも難しいらしく、母は小学校の体育館で盆踊りの練習にいっていました。

黒い頭巾(彦三頭巾)をかぶって踊っているのですが、
それが小さい時に初めてみたときには幽霊みたいで、怖くて・・・・・
当時小さい子たちは夜の8時くらいまでで 鉛筆をもらって帰ることになっていました。
大人たちは夜通し踊っていたようです。
近所の幼馴染と一緒に参加した記憶があります。

幼馴染が、帰るときに、黒い頭巾の人に声をかけていました。
頭巾をとると、幼馴染のところで働いているきれいなお姉さんでした。
その時、本当に私はホッとしました。

この黒い頭巾は彦三(ひこさ)頭巾といって、
先祖の亡霊を表しているとききました。

小さいころの良い思い出です。








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