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NHK夜ドラ「作りたい女と食べたい女」第18回がとても良かったので、感想を書きます。

NHKの夜ドラ「作りたい女と食べたい女」を会社の昼休み時間にスマホからNHKプラスで見ています。
15分なのがいいですね。

先日もこのドラマの感想を書いたのですが、
第18回(2024年2月8日木曜日放送)がとても良かったし
すごく共感できたので、ブログに書きます。

このドラマは、LG BT とかそういったものが中心のテーマかと思いましたが、
介護問題についても取り上げるとは思いませんでした。

今の日本社会では、おじいちゃんおばあちゃんが認知症になったときに、主に嫁や娘などの「女性」がその面倒を家庭内で見ています。

介護は女がする仕事、
夫の親の介護は、嫁が見るもの、
自分の親の介護は娘が見るものと言う考えの男性がまだまだ多くいて、
このドラマに登場する春日さんの父親もそういった古い考えの人間のようです。

春日さんは「自分らしく生きたい」「家族のためだからといって自分の人生を消費したくない」とマンションの隣人の仲良くなった野本さんに言います。

春日さんの母親は、家で自分の夫の母親の介護をしているようです。
(春日さんにとっては、おばあちゃん)

自分を犠牲にしている自分の母親に疑問を感じていた事
自分の夫や、夫の母親(姑)に意見を言う事はなく、ただただ家族のためだけに生きている母親……。
自分は母親のようにはなりたくない。

父親は、春日さんと言う娘に自分の親の介護をさせるために、実家に帰って来いと言います。

春日さんには弟がいますが、弟は結婚していて、子供もいるし、仕事もあるし、長男だからと介護はできないだろうと父親が言います。
小さい頃から男である「長男」の弟が親からも大切に育てられ、
春日さんは「女だから」と言う理由でないがしろにされてきたと感じています。

春日さんの父親は、春日さんに対しお前は「女なんだから」たいした仕事はしてないだろう、
だから、実家に帰って母親と一緒に介護をしろと……。

それを春日さんが断ると「冷たい娘だ、家族を見捨てるのか」💢と怒ります。

私も夫の母親の介護を10年しました。
30代の時です。
最終的には手に負えなくなり、施設に預けました。
夫の母親は15年前に亡くなりました。

私の夫は春日さんの父親と違って、そのような暴言は吐きませんでしたし 
自分の母親と言う自覚もあったので、私任せにせず、介護も手伝ってくれて一緒にやりました。

だから離婚しないで済んだんだと思います。
夫が、自分の親なのに、嫁の私任せだったら、春日さんのような父親だったら………
とっくに離婚していますね。

正直言って介護の苦しさや辛さから私も離婚と言う文字が頭にちらつきた時もありました

このドラマの中にも、介護に悩む、女性たちが登場します。
春日さんが食品を卸している取引先のスーパーで働いている女性従業員たちです。

休憩時間中に、介護が原因で離婚したと告白する女性や、
現在介護に悩んでいる女性が登場します。
いずれの理由も、夫が自分の親なのに全然手伝おうとしないで、嫁の私に任せきりと言うもの…。

介護に悩んでいる女性たち、今も多いと思います。

とても共感出来たので
また次回このドラマの感想を書いていきます。

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