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しづさんの介護ブログ

漫画「夜回り猫」の作者の深谷かほる先生のx(ツイッター)に時々登場する
30年来の親友 しづさん。
しづさんのブログが紹介されていたので読んでみました。
2023年12月19日投稿のもの。

しづさんは独身、シングルで実のお母さまの介護を20年やっていたそうです。お母さまは昨年亡くなられたとのこと。
「介護は思考をも奪う」と書かれていたのが印象的でした。

私は義母の介護が10年だったけれど、しづさんは20年か・・・
長かったね・・・
しづさんのブログには何とも言えない「虚無感」が書かれていました。
「私の20年間はなんだっただろうか・・・」と
それでも前を向いて人生を歩んでいこうとする姿が目に浮かびます。

また疎遠になっていた友達とも今更溝を埋められない虚無感・・・
みたいなものも書かれていて、私も非常に共感をもてました。

私の30代の10年間は義母の介護でした。
30代といえば、同級生の中でもシングルで仕事バリバリな人もいたし、
子育てに追われている人もいて、私のように「介護」をしている人なんて
いなかった。
当然、そんな同級生たちに自分の介護生活を話したところで
わかってもらえるはずもなく・・・

「介護はやった者にしかわからない」
とネットのとあるブログでつぶやいていた人がいました。
私もそう思います。
その人は介護が終わっても
介護のストレスから耳が聞こえなくなったりしたそうです。

私も介護の精神的、肉体的ストレスが癒されるのに
介護に要した時間と同じく10年かかりました。

今、50代半ばの私。
40代は、今までの介護に消費した時間や自分を取り戻すために
もがいたこともありました。
疎遠になっていた友人にメールを書いたりしましたが、、
やはりなんとも埋められないものを感じ、もう近況を伝えるのは辞めています。

私のどこかで、友人や周りの人たちに
私のことをわかってほしい・・・と過剰に求めていたと思います。
人にわかってほしい・・・そういう気持ちを断捨離すると
不思議と気持ちも軽くなり、楽しいことが舞い込んでくるものです。

しづさんもお母さまを亡くされてまだ1年も経っていないことから
しばらくは時々なんだか空しい・・・そんな気持ちになることもあるかと思います。
でもそれは時間が次第に解決してくれるもの。
それにしづさんには深谷先生という親友がいるしね。

しづさん本人が深谷先生の漫画に登場するときがあります。
しづさんに声をかけているのは主人公の遠藤平蔵さんですが、

私は深谷先生=遠藤平蔵さんだと思って漫画を拝見しています。









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