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枕草子のたくらみ 第ニ章 新風 定子との出合い

993年の冬
定子様17歳、一条天皇14歳、清少納言28歳の頃、定子様のもとに清少納言 仕える。
清少納言、宮仕えはじめての経験、隅っこに隠れてはんべそをかいていたそうです。
自信たっぷりで積極的なイメージがあった清少納言ですが、この文章には驚き、意外に思いました

そんな清少納言に定子様は優しく手を差し伸べてくださったそうです。

定子様の人物像も書かれていました。
圧倒的な自信を持ち、しかも自分の影響力をよく知って、人に接する人物。
女房たちが、とっさの事態にどう対応するか、それを見極め
鍛えようとしている。
清少納言に対しても
機知のレッスンをしていた。

当時の上流貴族の女性たちは、顔を見られないように、部屋のずっと奥にいることが多かったが、それがわざと?
「端近」なる最も部屋の外に近い場所に座っていたこともあったそうです。
女房たちに対するリーダーシップもあり
マニッシュ(男前)でかっこいいところがあった、と書かれていました

こうした定子様サロンの方針を決めたのは、定子様の母、高階貴子様との事
大河ドラマでは、板谷由夏さんが演じてます。
この高階貴子様は、いわば平安のキャリアウーマンで、女性の管理職では、第3位の地位にもついた事があるそうです。
宮仕えをしていた時に、道隆様と出会って結婚 正妻の地位についた。
宮仕えの経験もあり、漢文の知識もあり、知的な女性だったようです。

定子様サロンの方針とは、過剰な奥深さを悪と見る、気近く
くだけた雰囲気+知性、教養、積極性、自己主張、優雅な機知
などなどだったそうです。
定子様や定子様サロンの新鮮さ、斬新さもあって、一条天皇の心をつかみ、
部下である女房たちの人気も高かったと思います。
私もこんな女上司だったらいいなぁと思います。
定子様がわずか17歳と言うことに驚かされますね。

女房たちは、定子様のサロンで機知のレッスンをし、日々切磋琢磨していきます。

清少納言が、定子様にいろいろ教える家庭教師役と私は思っていましたが、逆でしたね。

今このブログを書いてる時間は2024年の3月10日です。
今の時点では大河ドラマ光る君へでは
成長し入内された
定子様はまだ登場していません。
定子様役は高畑充希さんとのこと。
どう演じてくれるのかとても楽しみです。

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