能舞台の裏側を見学してきた。能役者が暇になるという夏に全ての衣装を干した様子や、能面の違いの説明など興味深かった。その中で1番心に残ったのは、能面は「彫る」とはいわず「打つ」と言うこと。理由は「魂を打ち込む」意味が込められているから。蕎麦を打つ時、さらに魂を込めようと思った。
先日、能楽を初鑑賞してきた。電話予約で勧められた斜向かいの席からは、よりによって小鼓だけ柱に隠れて全く見えず洗礼を受けた。次回は後方でも正面の席を選ぼう。静(御前)役の子が長時間片膝を立てた姿勢に、時折苦しそうな表情が見え大丈夫かなと思ったが、出番での舞の見事さ、しびれました。
生まれて初めて能楽のチケットを購入してしまった。前から4列目でけっこういい席。あの衝撃の小鼓体験に背中を押された形。武術とも共通性があり、唄いと仕舞いを1人で行う身体操作には以前から関心があった。能楽鑑賞、少し怖いけど「1つの場所に安住しないことが大事である」とは世阿弥の言葉。
能の小鼓を体験した。日本舞踊は三味線のリーダーにリズムを合わせるらしく、拍子がズレることはない。しかし能は幼少期から " 自分のリズム “ で打つように教わる。ズレてもよいと。理由は舞台で実力差がある相手と対峙した時、どうしてもただ相手に合わせてしまうから。聞いててふるえた。
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