ここ数年、気になっていること

 美少女戦士セーラームーンというアニメがある。今年でアニメ放映30周年だとか。私は世代で女の子向けだが夢中と言うほどでないにせよ、楽しく観ていた覚えがある。有名なキメ台詞「月にかわってお仕置きよ!」がある。つまり、月の代行で悪の組織と戦っているということか、と。
 代行で戦うセーラー戦士が優秀すぎたせいで、月の出番はなかったのか。差し詰め、「美中年戦士テーラードムーン」だろう。
 年のころは40代前半、きっちり仕立てたテーラードジャケットにパンツ、足元はEDWARD GREEN(エドワード・グリーン)のイケオジ。子供人気より、ママに人気になりそうだ。きっと、ステッキが仕込み銃になっていたり、傘は広げるとマシンガン程度なら防ぐ。手りゅう弾の役割を果たすライター、眼鏡でセーラー戦士と通信したりバーチャル会議をする。加えて、
電気糸や麻酔針などを発射する時計、などなどのガジェットもりもりでたたかう。ほぼ「キングスマン」である。
 そう考えていくと、タキシード仮面はテーラードムーンの弟子でもおかしくない。しかし、彼はいつも何処からかセーラー戦士を見守っている。出番はないので、カフェで仕事をしているフリをしたり、時にはカジュアルな格好でサイクリストを装ったりしている。
 出番があるとして、キメ台詞は何だろうか。
「JCに代わって、お仕置きだ!」
捻りもワードセンスも皆無。松本人志の天才さを不意に痛感する。
なんだろう、書くこともなくなってきたので、ここで一句。
「美少女戦士 くんずほぐれつ したい梅雨」
警察沙汰。救いようのない37歳である。合掌。
 
 

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