大曲花火大会に行ってきた

去る8月27日、全国花火競技大会(大曲花火大会)が開催されました。
コロナ禍もあり、2020年から2年連続で中止となっていましたが、今年3年ぶりに開催されました。

今回は、ツアー旅行で大曲花火大会を鑑賞してきたのでその模様をたっぷりお伝えします。

【「びゅうトラベル」ツアーで参加】
今回、びゅうトラベル「大人の休日俱楽部」のツアー旅行に一般枠で参加した。全行程ガイド付きだ。
特に全国的に有名なイベントは、個人だと席やホテルの確保が大変なため、ツアー旅行での参加をお薦めしたい。

今回は東京駅からの団体臨時列車で盛岡駅へ向かい、そこから貸切バスで大曲の会場へ。花火大会を鑑賞した後、ホテルで一泊し、翌日は角館を自由散策。盛岡駅から新幹線で東京駅へ戻る行程だ。

10時53分、団体臨時列車が大宮駅の新幹線ホームに滑り込んだ。
ドアが開くと、ガイドさんがお出迎え。車内はすでに東京駅、上野駅からの参加者でだいぶ埋まっていた。この列車にはびゅうトラベルツアーだけでなく、他のツアー会社のお客さんも乗っていたようだ。この列車は東北新幹線の最速列車「はやぶさ」とほとんど変わらぬ停車駅で、仙台、北上だけに停車した。一般の乗客は乗車できないため、駅でも停車駅は案内されない。

2時間の乗車で、12時54分、終点の盛岡駅に到着した。すぐに新幹線から下車し、ガイドさんの案内で盛岡駅西口のバスターミナルへ。大曲花火大会に参加するため、多くのツアー客で混雑していた。

今回のツアーでは、岩手県北バスを貸し切り。角館コースの参加者は僕を含めて17人。後の16人は皆さん「大人の休日倶楽部」で夫婦で参加された方々だった。
ここからはびゅうトラベルのガイドさんにバスガイドが加わり、大曲の会場を目指す。バスガイドさんは僕と同じくらいの年齢だろうか。

午後1時半、17人のツアー客とガイド2人を乗せたバスが発車。ここからはバスガイドさんの案内で、大曲の花火会場を目指す。
バスは国道46号を西へ。バスガイドさんが岩手山や小岩井農場、地域の歴史などをスケッチブックも見せながら解説してくれた。
岩手、秋田の県境に聳える仙岩峠は、志度内川が穿った渓谷美を楽しめる。
仙岩峠を越えると秋田県へ入り、バスは途中休憩場所の道の駅を目指す。
午後3時、バスは道の駅に到着した。

ここでトイレ休憩などを済ませ、3時15分に道の駅を出発。30分ほどで、花火大会の会場に到着した。

【圧巻の花火も、初めての大会は雨に打たれ…】
会場に着くと、ガイドさんから全員にお弁当が配られた。会場内では食事ができないため、バスの車内で早めの夕食。これとは別に菓子パンとソフトドリンクを用意していたので、腹には困らない。
しかし、会場周辺はどんよりとした雲。この日は運悪く、それも花火大会の時間帯だけが雨の予報。
4時40分、いよいよバスから降りて会場へ。会場に入ると、足元がぬかるんでグチャグチャ。登山服でよかった。

5時20分、昼花火が始まった。昼花火は花火の光よりも、その後の煙の色彩や広がりなどで競う。
まずは標準審査玉が打ち上げられ、それが採点基準となる。そして最後は圧巻のスターマイン。
午後6時、昼花火の部が終わった。

あたりも暗くなり、6時50分、いよいよ本番の夜花火が始まった。しかし、時を同じくして会場は雨が降り始めた。
強い雨ではなかったが、本降りとなり、雨合羽を羽織るも、すぐに全身がびしょ濡れになった。雨は時に弱まりながらも止むことはなく、途中からは花火よりも雨に打たれるしんどさが上回った。
同じツアーに参加していた婦人が、雨が降る前に透明なゴミ袋を1枚くれ、そこに僕のリュックサックを入れてくれたので、リュックは濡れずに済んだ。それでも2時間も雨に打たれ、合羽の中まで濡れてしまった。スマホは無事だろうか…。

午後9時、大会提供花火の壮大なスターマインが打ち上がり、僕たちツアー組はここで退席。帰りはひたすらガイドさんの後ろについてバスまで歩いた。
宿泊先は「田沢湖ローズパークホテル」。田沢湖の湖畔に建つ小さなホテルだ。
会場からバスで1時間ほど、ようやくホテルに到着した。
部屋に着いたら、濡れた服を着替え、入浴して体を温める。着替えを持ってきて正解だった。
全身びしょ濡れだったので、靴はホテル備え付けのタオルで吸水。翌朝、ドライヤーで乾かした。

翌日は角館を自由散策。そして午後2時、盛岡駅に到着し、3時発の新幹線で帰京の途についた。
やはり花火大会を会場で見るのと、テレビ中継で見るのでは迫力が全く違う。
来年もまた見に行きたいと思いながら、午後5時43分、新幹線は大宮駅に到着。ガイドさんともここでお別れだ。

来年はどんな大輪の花が夜空を彩るのだろうか。



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