見出し画像

東京スカパラダイスオーケストラ

こんにちは南仙台の父です。
今回は久しぶりの音楽ネタです。
題名を見て、キタ~と喜んでいるファンの方には大変申し訳ございません
が、今回は魅力を語るというネタではまったくありません。
今月初めにライブが終わったばかりでしたが、7月にも急遽ライブが入る
こととなりました。(といっても、公営団地の夏祭りに呼ばれただけのこ
とですが・・・。)
今回のライブはメンバーが揃わないため、普段やっていない曲も含めてや
ることになりました。
他に出るのが高校生のブラスバンドだけだそうなので、高校生の勢いには
勝てる気もしませんが、少ないなりの体制で進める中で東京スカパラダイ
スオーケストラの曲もクレジットされています。
今回は東京スカパラダイスオーケストラについてギタリストの立場から少
し語ってみたいと思います。

東京スカパラダイスオーケストラについては超有名なこともあるので、あ
えて詳細は説明いたしません。(知らない方はネットで調べてね。)
いつもは譜面を渡されるのですが、東京スカパラダイスオーケストラ(以
下、「スカパラ」)の曲はいつも苦戦させられています。
ずっと、これまでも何曲かやってきましたが、気がつきませんでしたが、
7月のライブでやるという新曲で気がついたことがあったのでした。
(というよりも、今ごろ気がついたのかって感じもあります。)
著作権の問題があるので、一部だけ譜面を載っけてみました。

この曲です。イントロの部分のみ掲載します。

スカパラファンには何だかすぐにわかるでしょうが、私はあまりスカパラ
って聞いたことがなかったので、正直よくわかってませんでした。
(今もやったことがある曲とか、候補だった曲くらいしか知りません。)
この曲については、イントロからピアノのモントゥーノから始まり、その
後でギターもユニゾンでモントゥーノで加わるという形になってます。
あんまりギターでモントゥーノやるってないので、たぶんできないとか、
理解しにくいギタリストも多いと思います。
だって、モントゥーノってラテンのリズムパターンの上に、ギターでやる
ってないですから・・・。
まあ、ラテンっぽいシングルノートのリフって思えばそれまで何ですけど
、スカパラの譜面ではとにかくシングルノート指定の部分がギターでもか
なり多くなってます。
もちろん、コードバッキングとかもありますが、これがまた曲者でして、
その多くが裏からリズムパターンで入って、その繰り返しっていうことに
なるので、アップのピッキングでずっとリズムを刻むというのがず~と続きます。
ギターは基本的にアップ・ダウンのオルタネイドで弾くわけですが、アップ
からっていうのは実は難しく、その上にこれをずっと続けるのはかなりしん
どい作業になります。(J-POPでも時々ありますけど、ず~とっていうのは
あんまりありません。)
特にロック系の8分の刻みをやってた人からするとかなり至難の業になるか
もしれません。
ジャズとかフュージョン系では多少あるんですけど、ここまで極端にやって
るのは少ないです。
あと、スカパラの特徴は冒頭のモントゥーノもそうなんですけど、シングル
ノートで指定されている部分が多くあることでしょう。
これはずっと意味がわからなかったのですが、この曲を覚える上で譜面では
なく、耳コピからスタートしようと思い曲を聴いていて初めてわかったのが
、ギターが管楽器のセクションの補完という意味合いもあったことでした。
リズムセクションの他のパートはあんまりシングルノートってないですから
、ギターだけやたら多いのが気になってました。
(もちろん、ベースは別ですからね。)

バッキングパターンも曲が同じでも、ライブや時期によっても大きく変わる
のがスカパラの特徴でしょう。
スカパラのギタリスト(加藤 隆志氏)はストラトを普段使っていますので、
切れのあるリズムの刻みも特徴ですが、こちらも1弦から3弦あたりのハイ
ポジションを使った刻みが目立ちます。
これはフュージョン系だとこういうリズム処理するギタリストもいるので、
まあこちらはよくわかりますけど、裏から入る形も多いのでこのあたりはけ
っこうギタリスト泣かせのテクニックがあります。
(まあ、簡単にいえば上手いということです。)
曲によってはかなりアーミングを多用しているので、こちらもちょっと困る
パターンではあります。
アームのついてないギターではできないし、今はアームが付けられるギター
を使っているのでいいですけど、あまり激しくやるとロック式ではないので
とにかくチューニングがガッタガタになります。

どうしてスカパラやるのっていう質問も時々あるんですけど、これには深~
い訳があって、ここでは言えないので言いませんが大人の事情っていうのが
あるので、今お世話になっているグループでは避けて通れない関所みたいな
感じもあるスカパラです。
私は前にも書いたような気がするんですけど、J-POPはよくわかってない上
で、聴いている人たちの方が曲を知ってるというのも、かなりやっていてハ
ードルの高さを感じてしまいます。
特にスカパラの場合は盛り上がることを前提にされてる場合も多いので、そ
れが理由でない中での選択でやってる側としては非常に複雑な心境もありま
す。

あと1ヶ月しかない中で果たしてまとまるのか、夏の夜の夢となって花と散
るのか、果たしてどうなるのでしょうか。
難し過ぎる、東京スカパラダイスオーケストラでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?