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占いと予言は別物なんだけど

こんにちは南仙台の父です。
今回は占いと予言についての話です。
根本的に勘違いされているフシもあって、占いが絶対に当たると考えてい
る人も世間には多いみたいです。
当たらない占いも困りもんですが、絶対に当たったらそれは予言になっち
ゃいます。
今回は予言とは違う占いの話について語ってみたいと思います。

よく当たるとかいう占い師の方も世の中には大勢います。
心理学でいう「バーナム効果」というものがありますが、誰にでも当ては
まりそうな話が、自分にズバリ当てはまっていると勘違いしてしまう心理
効果です。
フォアラー効果とも呼ばれていますが、表現によってそう捉えてもよいよ
うに表現し、当たっているように見せることを心理学では占いにはまりや
すい人の特徴として挙げています。
私も心理学の勉強をしているので、できるだけそうしたことがないように
はやっていますが、受け取り方によって本当はそうじゃねえんだけどなと
いうことを当たったと受け止められたり、こうすることでダメージを減ら
す・良いリターンを増やすということが誤って伝わってしまうこともあり
、言語で相手に伝えるという特性上はなかなか難しい面があると感じてい
ます。

予言の方は5W2Hで事象を特定して語る必要があるので、どんな事象でも
当てはまりそうなものでは予言にはなりません。
ただ、世の中の予言者と名乗る人の中にはどうでも解釈ができる内容で語
り、後になって実はこのことを言いたかったというような人もいます。
(誰とは言いませんけどね・・・。)
有名なところだとノストラダムスの諸世紀なんてありますが、本物らしい
というものも残ってはいるようですが、伝承だったりうろ覚えの内容で伝
わるものだったり、詩の解釈によってはいかようにも取れるものも多いみ
たいなので、これを預言書といってよいのかはわかりません。
子供の頃に、1999年7の月に・・・・なんていう予言が当たるか当たらな
いかで大騒ぎしてましたけど、結局1999年の7月には大事になるようなこ
とはありませんでした。
コンピューターの2000年問題(1999年問題)がこれにあたるとか、どこぞ
のハ〇頭の大統領が起こしたウクライナ侵攻も預言書にはあったとか、そ
んな話も出回っていますけど、正確に当たらないと予言ではありませんか
ら、実際のところは胡散臭い話であることは間違いありません。

占いについては色々な鑑定方法や鑑定師の考え方で色々な内容が出てきま
すが、一番大事なのは結果ではなくてどうすれば良いかのはずです。
明日、仮にヤバいことが起きるとして、そのヤバいことをどうやってダメ
ージ軽減できるか、そのためには何をする必要があるのか、そういったこ
とを鑑定によってお伝えするのが占い・鑑定師のやるべき事だと思います
が、ラッキーアイテムであなたを守る的な内容も多くて、そんなもので守
れるくらいなら悩む必要なんてねえだろって、ちょっと切れ気味です。
実際に企業・団体や個人のお客様から依頼をいただく場合でも、どちらか
というと結果よりも何をすべきかの方が難しかったりします。
具体的な行動や考え方に落ちるように伝えなければいけませんが、それが
かなり難しいことだったり、今までの生活や行動パターンを覆すようなも
のだとすれば尚更です。
例えば、時間を惜しんで行動しなければならない忙しい方に、飛行機に乗
ると頭から水を被るという結果が出ているので、飛行機は諦めて新幹線で
お願いしますって言っても、忙しい人にはなかなかヒットしませんし、周
囲の方もやっぱり飛行機手配しちゃいますし・・・。
これが命にかかわるような話なら別かもしれませんけど、そうは言っても
なかなか難しいですよね、取引先からの重要なアポイントであったりすれ
ばそんなことも言えませんし・・・。
「今日はお抱えの占い師から飛行機は止めとけって言われたので、久々に
新幹線で御社までまいりました。」って元気よく言われたら、場合によっ
ては「こいつ大丈夫?」って思われたりしまいますからね。

予言だったりすると、「あなたの乗る飛行機には悪魔が潜んでおり、その
飛行機に乗った瞬間にあなたは水浸しになるであろう・・・。」と予言者
に言われるのでしょうが、そうなった場合は100%当たるとすればどうにも
逃げようがありません。
もう、諦めて水浸しになったスーツで取引先に行くしかありません。
だから、企業の経営者の方には予言者とお付き合いすることは避けること
をお薦めしておきます・・・。
水浸しくらいならいいですけど、会社が倒産するって言われたらどうしま
すか?
回避できないとすれば倒産するしかありませんから・・・。
でも、占い・鑑定の場合は必ずしもそうではありません。
中には必ず当たるという鑑定をする方もいますが、その方の運気とか意識
や行動で別の結果が生じる場合もあります。
また、鑑定に従って行動や意識を持つことで良い方向に結果が流れること
もあります。
強運の持ち主ってやつです。(将棋の藤井七冠がそういう感じの人です。)

意外に多くいただく依頼で、重要な取引先との商談を兼ねた食事会で、和
食がいいか洋食がいいか中華がいいかっていう依頼があります。
サラリーマンの感覚からしたら、取引先のキーマンが好きなものがいいだ
ろって思いますけど、実際に鑑定してみると洋食好きなのに中華がいいっ
て出たりもします。(洋食ダメっていう感じには出ません。)
色々と探ってみると、中華の方がうまく食事会が進む感じもするんですが
、「本当に中華でも大丈夫なんですかね?」って念を押されることもあり
、そういわれるとちょっと鑑定した側でも困っちゃうことはあります。
(この場合は結局鑑定結果よりも相手側の好みを優先して、話を聞いてみ
ると昨日も洋食だったので、中華が食べたかったとかっていう結末だった
らしいですが・・・。)
予言者だったら、「この取引がうまくいくには中華であらねばならない・
・・。さもなくば、商談は破談となるであろう!」なんて脅すんでしょう
けど・・・。

占い・鑑定は当たるも八卦当たらぬも八卦っていいますから。
ちょっと悩んだ時に参考として聞くというのが正しいのかもしれません。
もちろん、依頼者の方々は悩みに悩んでいる場合も多々あるので、そうい
うものではないと言われることもあります。
ただ、くれぐれも実際には二束三文の壺とか買わされたり、〇〇の滝で苦
行をせよとか、邪悪な霊が憑いておる故に浄財を寄進しなさい、とかの言
葉に騙されないようにはしてくださいね。
別に絶対に当たるという予言者や恐ろしいほど当たるとかいう占い師の方
に怨みがある訳じゃありませんが、こういう人たちの殆どがそりゃもう怪
しい匂いがプンプンしてますから。
そこのあなた、絶対にその白っぽい壺を騙されて買っちゃダメですよ。

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