言えないこと

言えない、というのは自分の一部が切り離されていく感覚がある。

言ったらいいのに！と言えるのもランク（特権）なんだろう。僕も人の話を聴く仕事が多いから、心に留めておこうといつも思う。

僕は言えないことが多かったから、
隠して隠して奥底に閉じ込めることしか手段をしらなかったから、どこかつながれなさをいつも持っていた。だから、サークルになって話すことが好きだし、人が語る声は、尊いとものすごく思う。

だから場づくりをはじめたのだ。
聴いて欲しかったことが僕にはあったから、今もあるから、だから自分でつくるようになったんだ。だから僕の場は、語る場面が多い。

言えなかったことが言えた時の癒しを、僕は知っている。聞いてくれる眼差しを、存在がいることをしっている。

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