見出し画像

我慢するか 掻くか

アトピーのかゆみは

とめられない


かいたらあかん!

掻いたらなおらへん


とみんな言われていると思います


しかし


それはどれほど苦痛を伴うでしょうか


我慢できるものでしょうか


阪南中央病院の佐藤先生は

「かいてもええ」

って言ってくださいます


我慢することは不可能です


ただし

リバウンドがひどい時は

掻いたらあたりまえに血が出るし

浸出液もいっぱい出てきます

そして

ものすごく

落ち込みます


傷だらけになってしまった肌を

自分で見て

「また、搔いてしまった」ことに対する

後悔に包まれ

掻き壊した肌を見て

絶望感に襲われます


いつ終わるとも知れない

激しいかゆみと浸出液と激しい皮むけ


しかし


脱ステロイド脱保湿をしていると

徐々に徐々に

皮膚がましになってきます

同じように掻いても

肌が傷にならなくなってきます


身体が元気になってきます


その経験は

やったことのある人でないと

わからない事でしょう


もし、脱ステロイド脱保湿をしなければ

どうなっていたのかわからない

本当に、先生がいなければ

どうなっていたかわかりません


と言ってもらえてことが

良くあります


皮膚科医を恨んだり

健康な人をうらやましく思ったり

仕事にも行けないことが本当に歯がゆかったり

生活ができなくなることへの不安に襲われたり


良からぬ感情に襲われることも

自己嫌悪につながったりします


なぜ、アトピーで薬でよくならなかったら

脱ステ脱保湿しか方法がなくて

そして

この激しいリバウンドに襲われるなんて

とうてい理不尽だという

感情に襲われることでしょう


なんで私だけこんな目に合うのかって


でも私は思います

人は誰でも色んな経験をします

病気にもなります

悪いことをしていないのに

厄介なことに巻き込まれることもあります


薬を塗ったばかりに

簡単に手渡されて

どんどん塗れと言われたから塗っていただけなのに

こんなにひどい目に合う


なにか、この状態になることで

あなたの人生に問われていることがあるのだと

私には思えてなりません


そうでないと

つじつまが合いません

人生、そんなバランスの悪いことはないと思っています


人生の経験には必ず意味があります


どんなつらいことにも

あんたへの強いメッセージがあります


きっと、乗り越えられることしか与えられないのです


脱ステロイド脱保湿は

非常につらいですが

本当の健康を手に入れることができる

根本的な完全です


健康は人の手によってもたらされるものではありません


自分の手で獲得できるんです

それを強制的に経験させられている

といえます


苦しみの向こうには

心からの喜びがあります


ここまで読んでくれてありがとうございます


いつも応援しています


★なかなかよくならないアトピーの人のこと
たくさんの患者さんから教えてもらったことを
本の中で書いています

「アトピー治療は肌じゃない」
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CGVD6BXQ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?