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反省したぬいペニ加害者の身の上に起きた不可解についての中間報告

私が前項を纏めたのが一週間ほど前になるのだが、実はぬいペニ事件を引き起こした日から数えると一か月程度経っている。
その間、我ながら実に見事にやってのけたと思う。
極々自然な形で、私は被害者との間に距離を作った。全く何の不自然も無く仕事上の動線が外れるよう工作した。彼女と顔を合わせないように、その事自体を誰にも気取られないように画策した。
そして外部からの要請という形で、私は仕事のフィールドを変えた。
彼女にとって私は嫌悪と、ひょっとしたら恐怖の源であるから、これは一見彼女の事を思っての行動に見えるが、実際は自分の為である。彼女に嫌われている自分を直視したくないが故の行為である。だがそれが結果的に彼女の為にもなるのだからwinwinというやつだろう。何と滑稽なwinwinだろう。

まあそれは良い。私は未だに彼女の事が好きだ。それはどうしようもない。幸せな時間をくれた事、私自身の性根を叩きなおす動機になってくれた事への感謝もある。
問題はこの先。最近我が身の上に起きた不可解について、どうしても書き出さねばならなくなった。

モテ期が来たのだ。

これは実に驚くべきことである。私は33年間の人生において、一度もモテを経験したことが無い。にも関らずである。モテ期が来たのだ。

「いや、恋愛敗北のショックにより、私は私自身を慰める為に、女性との日常的な些細なやり取りを無理矢理[モテ]と認識しようとしているのではないか?」
という疑いは当然浮かび上がった。だが、これを潰せるに足る出来事が立て続けに起こっており、最早この場で自慢を垂れ流す欲求が抑えられない。
ので以下、垂れ流す。

・「お友達になってもらえますか?」事変

これは仕事で4年ぶりに会った女性から言われた。いや何なら私は友達だと思っていたのだが、4年会ってないからちょっと無理があるか。知り合い。イイ女ではある。
元々仕事でかち合えば、その度に仲良くお話はさせていただいてたし、飲み会もご一緒したことは有るのだが、サシで会った事は無かった。
そういえばLINEの交換も未だだったな、と思い交換。その後トークルームは時折盛況。ネタが無くなれば3日無言。と言った感じ。進めそうな気もするし、そうでもないかもしれない。

・「飲みいきましょうよー」事変

これも久々に会った女性から言われた。コロナ前までは飲み会で何度も会っているし、仕事の帰りに二人で食事をご一緒させていただいたこともある。
何年も前、この人に対しては欲情の極みと言うか、抱きたくて抱きたくてしょうがない時期が有った。当時この人は新婚さんだったので、その思いはおくびにも出さなかった。私はこの時、ぬいぐるみを演じきったのだ。
今、彼女は離婚している。子供も居ない。行こうと思えば本当に行けそう。だが今私は、別の女が好きだからなあ。どうすりゃいいのか。

・「モデルの彼女とか居たら良いと思いません?」事変

これ。これである。今回の報告を書こうと思った主な動機である。
新しく始めた仕事で、モデルの女性と知り合った。正確にはモデルを副業でやっている女性だが。
その女性には、私が仕事上それなりの出力を発揮しているところを連続で目撃された。という幸運があったこともあり、上記の発言に繋がったのかと思う。
私としては「ああ、そりゃ素晴らしい。ほんと、そうなったら最高だswぁアハハ」もう気が動転して笑ってごまかした。ごまかせてないか。
さあどうする。別の女が好きとか言ってる場合じゃないんじゃないか。何せモデルやってるだけあって文句なくどこから見ても美しい。
でもなあ。今私は、別の女の事が本当に好きなんだ。

以上!どうよ?

PCR受付のお姉さんが妙に笑顔だったとか、そもそも最近会う女性みんな笑顔とか、そういう細々としたものは省いた。省くだけの自信があるからである。
これはもうモテ期と言って良いのではないか単にクリスマスが近づいてるだけだからかもしれないが?!

これらの件に関して明確な要因を見出せているわけではないが、この一か月間にやった事を書き出しておく意味は有りそうな気がする。

・自らの人格のまずさ、思い上がりなどを徹底的に見つめなおし、思索を重ねた。歩いていて急に立ち止まって考え込むほどに。

・少し無茶な筋トレ。

・Youtubeで若僧が説教してくるモテ講座動画を食い入るように見た。

普通こういうのは、何年も継続することによって効果が得られそうなものだが、私の場合は一か月足らずである。

この先私が何を選択するのかは分からない。或いは何も選択せず、この一生に一度かもしれないモテ期をふいにするのか。
どのみち、ぬいペニをやらかした同士に対して、何かのヒントになるのではないかと思い、この自慢話を公開する。

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