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まだマックの三角チョコパイ食ってんの?(笑)

皆さん、三角チョコパイを食べたことはありますか?
今秋、マクドナルドの三角チョコパイに新作が出ました。

マクドナルド式三角チョコパイの参考画像
真ん中で半分に破壊されていますね。これが出てきたら返品しましょう。。


私も食べましたが美味しかったですよ〜。
しかし。
残念なことに皆さんは、世の中で流行っているものを異様に毛嫌いする逆張りキッズですもんね。
巷で話題の三角チョコパイ、食べたいと思ってるのに食べられないんですよね?

ああ嘆かわしい。
哀れ哀れ。

でも安心してください。
私はそんなあなた達さえ見捨てない。
醜い逆張り精神を維持したまま三角チョコパイを食べる方法を伝授して差し上げましょう。

その方法とは、、、ジョイフルで作る三角チョコパイです!!



事の発端は先日、私が友人と食事にでかけた時ですね。
俗に言うジョイフル、いわゆるジョイフル、またジョイフルなどと呼称されるファミレスに行ったわけです。理由は学校に近いから。
さて、友人三人とジョイフルに入店し、店員に案内された席に腰掛けたその時です。
友人Yがこう言いました。

「三角チョコパイが食べたい。」

????

お前は何を言っているんだ?
私含め残りの三人はそう思ったことでしょう。

意外と知られていないようなので補足しておきますが、三角チョコパイはマクドナルドの商品なので、ジョイフルには売っていません。
が、彼はジョイフルのテーブルについた上で「三角チョコパイ」が食べたい、とのたまう。

当然、そんなことはできないので私達三人は彼に、ジョイフルでは三角チョコパイが食べられないことを教えてあげるのでした。
めでたしめでたし。





皆さん、、、お気づき頂けましたか?
そう、おかしいですよね。これ。

かつて
デカルトはこう言いました。

「我思う、故に我あり。」

これは、思考をする自分自身の存在そのものは疑えない。
けれど、それ以外の全ては疑いうるのである、、、という方法的懐疑主義の言葉です。
また、同じようにカール・マルクスもこう言っています。

「全てについて疑うべし」

つまり、疑い尽くした先にこそ真実があるのだということです。
それを踏まえると、とある疑問が芽生えてくるはずです。

Q.本当に、ジョイフルでは三角チョコパイを食べられないのか?

A.否。

食べられます。
皆さんの驚嘆の顔が目に浮かびますね。
常識を疑うことを知らない凡夫たちは、前例のない事実を突きつけられるといつだって、戸惑い、驚き、否定しようとするものです。
しかし、私はあなた達をも受け入れます。受け入れた上で、ジョイフル式三角チョコパイのパイオニアとして、「前例」を作り上げてみせましょう。

以下にレシピを記します。


◯材料(一人前)

お金(五百円玉を大さじ2杯)
ジョイフル(適量)
人間(一体)

作り方1

ジョイフルの店舗に入店し、店員の質問に正直に答え、席に付きます。
ここで嘘を吐いたら台無しです。
そして席につき次第、お金の下ごしらえをしておきましょう。

作り方2

ジョイフルのメニュー本を開きます。その中から、パンケーキプレートみたいな品と、チョコレートパフェみたいな品を注文しましょう。ここで商品が来るまでの数分間、お金の粗熱をとっておきます。


白色をしている部分は邪魔なので、食べるか捨てるかしましょう。出汁をとるのもアリです。
野菜や玉子についても同様です。

作り方3

商品が届いたら、2枚のパンケーキを三角形に切断します。
そして、その間にチョコレートパフェのチョコアイス部分を挟み込めば、三角チョコパイのできあがり。


今回は時間がなかったので省略しましたが、
理想は40° 40° 100°の鈍角三角形です。
ちょこどん
挟みます。
アンパンマンの頭部を作る時を思い出してください。
真心込めて挟みましょう。


作り終わったら、下ごしらえを済ませた金銭をジョイフルにトッピングして完成です。




皆さん、どうでしたか?これがジョイフル式三角チョコパイの作り方。
マクドナルド式三角チョコパイと比較してみましょう。



、、、、、、全く見分けが付きませんね。

これなら、逆張りキッズの皆さんも、逆張りを崩すことなく三角チョコパイが食べられますね。
なぜなら、ジョイフル式三角チョコパイは私が開拓したジャンルなのでまだどこの誰に流行していません。
そしてもう一つ。値段比較です。
マクドナルド式三角チョコパイの値段は     ¥180
対して、ジョイフル式三角チョコパイの値段は  ¥875
圧倒的にジョイフル式の方がコストが掛かるのです。

これは逆張りキッズにとっては嬉しい事実ですね。
昨今の価格競争の世の中では、より安く、かつより品質の良いことが求められています。巷のテレビ番組では「高級料理店の味を自宅で再現!!」とかやってますよね?
そう。それが現在の流行というわけです。

では、「安価な飲食店の味を、安価な飲食店で再現!!」、、、こんなことをしているテレビ番組、見たことありますでしょうか?ないですよね?
ここは、時代の流れに逆行した未開の地であると言えます。

「みんなと違うことがしたい、けれど、なんの才能も特技もない、努力もしたくない」
そんな逆張りキッズの皆さん、いつまでも周囲を否定するだけでは、何者にもなれません。
是非、「ジョイフル式三角チョコパイ」業界の第一人者を目指してみては如何でしょうか。


「僕は私は逆張りなんかしないですけど?それって無駄に金を使って損してるだけじゃないの!?頭湧いてんの?」

どこかからそんな声が聞こえてきますね。
これだから想像力のない凡人は困ります。
「ジョイフル式三角チョコパイ」には、余分に金を払ってでも試してみる価値があることを理解できないのですね。

ああ嘆かわしい。
哀れ哀れ。

良いでしょう。お教えします、ジョイフル式の真価ってやつを。


私はジョイフルに入ったあの日、友人Yを説得しつつも、こう思ったのです。

マクドナルドでしか三角チョコパイが食べられないというのは、社会に出る上で大きなハンデになってしまうのではないか?と。

高度なグローバル化、そして情報化の最中にある現代社会。
上澄みだけ技術革新が進んでいるように見えても、その裏には、格差、貧困、差別、戦争、環境破壊、深い深い闇が取り残されたままなのです。
現在、企業だけでなく個人にも、山積する社会問題に対する努力と責任が問われています。
私達日本人も、先進国の民の一人として、世の中に取り残された不幸を解消していく義務がある。
そんなこれからの時代で役に立つメソッドの一つとして、私は、アナロジー思考を提案します。

全くかけ離れたように見える幾つかの物事に対して、共通する構造を見出すことで関連付ける。そして、その構造を利用し新たな発想を生み出す。
という画期的な思考法です。


既存のフォーマットにとらわれず、その手で時代を切り拓け


さて、察しのいい人ならもう分かりましたよね?

アナロジー的に考えたのならば、三角チョコパイと同じ構造をマクドナルド以外の店舗でも見いだせるはず。
そして、その考えを応用し、変化し続ける現代社会に対応する。
それこそが「ジョイフル式三角チョコパイ」の社会的、将来的価値なのです。
返せば、これからの私達に求められる能力とは、「マクドナルド以外で三角チョコパイを食べる」能力だと言っても過言ではないのです!!

ジョイフルで三角チョコパイを食べるだけで、世界中の社会問題が一歩解決へ近づくというのに、みんな自身の目先の利益ばかりを考えて、この事実に気づかない。
なんとも悲しいことですね。



さて。
私の説明は以上です。
ですが最後に皆さんに一つ質問させてください。

まだ、あなたはマックで三角チョコパイを食べますか?



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