胃がん(13) 入院8日目・術後5日目 ステージIII判明

5時起床。看護師が病室を訪れたり、体の管が気になったりするときに起きてしまい本当の熟睡ではないが、嫌な感じがなくなってきた。

もう術後5日目となり、渡されたクリニカルパス(入院診療計画書)も最終盤だ。術後1日目の最も痛みが辛いときが長く感じ、あとはアッという間に日が過ぎている。ちなみにこの間、世間は連休だが病室はあまり関係がない。

入院は楽なものだ。決まった時間に決まった量で、栄養計算された温かい食事が出てくる。シビンや排出体液のたまるドレーン1日2回、看護師さんが取り替えてくれる。体温血圧も1日2回測られる。その他にも、2-3時間に一度は様子を見に来てくれる。毎朝医師にも回診してもらえる。これが1日2万円程度(3割負担時)なのだから日本の医療システムはしっかりしていると思う。

病院のIT化はまちまちだと思うが、私のR病院は、受け持ち看護師のみがノートPCを持って病室を廻るシステム。受け持ち以外が体温測定や対応した場合には、手書きメモに書きつけておいて、その後書き写している。各看護師が持っているPHSをスマホに変更して、アプリ入れてクラウド上のカルテを更新できるようにすればいいと思う。やっているところもあるだろうな。

本日をもって、背中の硬膜外麻酔、ドレーン、尿道カテーテル、点滴の針が抜かれた。ドレーンが抜かれるときは独特の感覚で、体内に20cmほどささっているため、お腹からニュルニュル抜かれる感じがたまらなかった。尿道カテーテルを抜くのは普通に痛かった。直視できなかった。

医師からの術後の説明あり。切開したところなんとがんは想定以上に進行しており、ステージIIIA以上であるとのこと。これはかなりショックである。点滴含めた抗がん剤治療をすれば再発率は4割程度まで下げられるとのこと。抗がん剤治療は一年程度続くとのこと。まあ仕方なし。この病気とはもう少し長い付き合いになり、ブログも続けることになりそうだ。

この件、妻にもチャットした。病室では電話できないため、チャットが便利だ。妻は手術直後にこの話を聞いており、すでにショックを受けてだいぶ泣いたようだ。幼稚園の周りの人たちにも話をして、支えてもらったようだ。ありがたいことだ。

正直なところ、なるようにしかならないので、前向きにできることをやりたいと思っている。自分に万一のことがあった場合、残された家族のことだけが心配だ。生きていたらやりたいことはたくさんあるのだが、すごく悲しいわけではない。置いていくかもしれない家族に色々残せるよう、準備はしたいと思っている。お金や、家族皆へのメッセージなどだ。もちろん、治療や食事療法、運動療法などは100パーセント頑張りたいと思っている。

ガンになったら読む本を再読。がんの原因は喫煙30パーセント、食事30パーセント、運動5パーセント、職業5パーセントらしい。再発防止のために、食事改善、運動改善、ストレス軽減に取り組んでいきたい。

本日付で、隣のMさんが退院となった。数日だったが、仲良くお話が出来てよかった。最後に連絡先の交換もすることができた。また、エレベーターや廊下で挨拶をしてくれたSさんと休憩室でお話できた。出会いは貴重だ。

本日の運動

  • ウォーキング 6000歩

  • 文庫本2冊を持ってダンベル運動、左右10回ずつ、10セット

明日は階段含めて8000歩、ダンベルは1kgにしよう。

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