見出し画像

元カレ

テルテルてる子様の企画に参加します。

私は、少し霊感がある。
元カレのことは、小学生の時、予知した。
「私、この人と将来婚約まで行く」
でも、忘れることにした。
そんなわけないか、と思ったから。
時は流れ、27才の時。
私は、絶世の美青年と出逢った。
彼は、私に即座にハグした。
彼からは、白い光のオーラが発せられ、それが、私の体を包み込んだ。
私は、身体中の毛穴が開いて呼吸を始めるのを感じた。
春が来て、植物が花開くような感覚だった。
でも、私は、驚いて、とっさに彼を睨み付けて、怒らせてしまった。
オーラは失くなり、普段の空気に戻った。
普段の空気は、まるで冬のように寒かった。
でも、運命のイタズラで、私と彼は、結局付き合った。
数年後、彼が昔話を始めた。
あ、と、思った。
「私、小学生の時、あなたと付き合うこと、予知してた」
それから、数日後、彼から別れ話を切り出された。
彼は、最後に私に言った。
「僕は君が他の人と結婚しても、護り続けるから」
そして、数年後、ピンチを迎えた私のもとに、彼の生き霊がやって来て、本当に、護ってくれた。
そして、私は、過去を思い出してる内に、前世まで思い出してしまった。
私たち、前世でも、恋人同士だったね。
彼は、前世でも、命懸けで、私を愛してくれていたね。
私、思い出したよ。
そして、号泣したんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?