見出し画像

新型コロナ療養中、あってよかったもの

新型コロナウィルスにかかっていた。

4年前の今ごろ陽性になろうもんなら、海は枯れ、地は裂け、全ての場所は消毒されただろう。それが今や、近所のクリニックの廊下(寒い)で「はいはい陽性ですねー。はいはいお大事にー」と処方箋だけ渡されて終わりだ。軽いもんである。

そんな療養記に価値がなくなってしまった時代に贈る、「新型コロナ療養中にあってよかったもの」です。
当然ながら新型コロナウィルスの症状は千差万別、ライフスタイルも人の数だけあるため、個人の感想であることをご承知おきください。
商品のリンクは参考用でアフィリエイトはありません。

⒈使い捨て食器

紙コップ、紙食器(皿・ボウル)、割り箸、プラスチックスプーンなど。
ゲホゲホしんどい時に洗い物なんかしたくない(元々洗い物はきらいだ)
かと言って同居人に使用済食器を触らせたら生活空間分けて感染予防している意味がない。
一人暮らしでも、いちいち食後に洗わなくて済むのは心理的・体力的にとってもラクだと思うので使い捨て食器はあったほうがいい。
療養中は水分をとる必要があってコップの使用頻度が高いので、特に紙コップは必須アイテム。
ちなみに私が使っていたのは電子レンジ不可の普通の紙ボウルだった。おかゆなどアルミパウチのものは食器にあけないと温められないので、電子レンジ対応のものだとなお良かったなー。うどん用にドンブリも欲しかった。
無印良品の「バガスと竹パルプ」シリーズは電子レンジOKのようなのでいいかも。紙食器を使っている時のなんとなく「わびしい」感じもない気がする。根拠なく。

アマゾンで売ってるのは量が多すぎるので、コンビニやスーパーで売ってる20個入りくらいのやつがいいような気がする…。あとできればコーヒーや紅茶用に耐熱で蓋付きのカップもあれば良かった。

⒉魔法瓶

わざわざ買うほどではないけど、棚の奥に眠っているものがあったらひっぱり出しても損はないと思う。マイボトルとかも。
寒い季節柄、療養部屋を出ずにお湯がすぐゲットできるありがたさよ。
私は2リットルの卓上ポットを持ってたので、朝にやかんいっぱいのお湯を沸かして日中はそれで麦茶やら中国茶やらを飲み、残った湯を湯たんぽに入れていた。
私は喉の痛みはそれほどなかったけど、咳はよく出るタイプで(ちなみに今もまだ咳は残っています)、冷えと乾燥で特にひどくなるため、寝てる時も常にお湯は手元に置いていました。深夜に咳が出てもすぐ蒸気と温かい水分が摂れるありがたさよ。

飲みすぎるとお腹がタポタポになる。

⒊いろんな種類の飴ちゃん

咳タイプの症状に、のど飴は絶対必要。とにかくコロコロコロコロ舐めてます(現在進行形)
ただし、飴ちゃんは飽きる。特に甘い飴。この「飽き」を解消するための手段として出来るだけ多種類をかき集めてコロコロすることをオススメ。職場の人は療養中、龍角散のど飴ばっかり舐めてたせいで龍角散の文字にトラウマを抱えてしまったらしい。わかるわー。
お菓子と一緒にボウルに盛っていつでも食べられるようにしてたらなんか楽しかった。
私の場合は口中が潤えばなんでも良いので、ガムも噛んでいた。
あと一口サイズのチョコ。明らかに以前より小さくなっていて物価高騰の実感とともに噛み締めた。

君だけの療養菓子盆をつくろう!

⒋ミニテーブル

どういう空間で療養するかによるけど、私は家具がない和室で過ごしていたため、飲み物や飴ちゃんやタブレットを置いておく場所がなかった。Amazonで↓を購入。最近よく見かける、いわゆる「ベッドトレイ」的なやつ。
元々部屋にテーブルあれば買う必要はないんだけど、軽くて持ち運びができるのがすごく便利。
寝込む時とかも、布団のワキのテーブルに乗せてぼーっとタブレットを見れる(タブレットを床に置くと低くて見づらい)
前述の通り、冷えと乾燥対策にお湯が必要だったので、布団のそばに魔法瓶を置いておける場所にもなって大変良かった(コップをひっくり返した時も水が畳にダイレクトアタックしなくて命拾いした)

今度これに乗せて朝ごはん食べたい。和室に布団だけど。許されるのか。

⒌電子レンジ調理OKの食べ物

食欲はかなり個人差があるところ。私の場合は食欲はあったけど、料理はしたくなかったし、同居人がいるのでキッチンに長くいたくなかった。脂っこいものもそれほど欲しくなかったので、ひたすらレンジでチンするだけの雑炊やうどんやおもちを食べていた。おもちはレンジでチンするとすんごい美味しい。もうトースターで焼く時代には戻れない。
冷凍うどんや冷凍中華麺に、お湯で溶くだけのヒガシマルの粉スープは最強の組み合わせなので是非とも常備してほしい。
ヒガシマルはうどんスープが有名だけど、ラーメンスープもシンプル&ジャンキーで美味ですよ。

スキー場で食べるラーメンの味がします。

⒍ボーッと受動できるコンテンツ

発症当日〜3日後くらいの間、倦怠感とともに頭がボーッとする症状(いわゆるブレインフォグ)があり、映像も本も楽しめなかった。
ネットさえあればいかなる監禁状態もエンジョイできる引きこもり上級者の私だが、これはつらい。
助けられたのは、九井諒子先生の「デイドリーム・アワー」だ。
めちゃくちゃ楽しい本である。漫画の息抜きに漫画を描くプロの先生がいるのは知っていたが、そんなレベルじゃない。100メートル走で金メダルを目指す息抜きに競歩で金メダル取ってる。絵のうまさもすごいが、各キャラの人種変化や現代服などキャラクター像の強度が凄まじい。本当に一人の人間から発想したの…?
あと先生がマルシルとパッタドルをかわいいと思っていることと、恵体っていいよね!と思っていることはひしひしと伝わった。いい。

他には、バキバキ童貞がひたすら赤ちゃんをあやしている動画しか見れなかった。

現在バキバキ童貞が海外旅行をする動画を見れるまでに回復している。


ところで、ブレインフォグがあった時は「でもあれなら読めるかも」という発想に至るのも難しかったので、健康な時に「頭がフォグっていてもこれなら見れるかもリスト」を作成しておくといいかもしれない。
あたしンちとか川尻こだまさんのただれた生活とか、今になって思えば割と色々あったような気がする。

あくまでも個人の感想です

繰り返すが、新型コロナの症状も生活も人によって違うので参考になるかはわからない。
絶対にいると確信しているのは紙コップくらいだ。病院で陽性の診断をされたら、薬局のあとコンビニとかで買ってもいいくらい(マスクはつけようね)
ただ使い捨て食器や魔法瓶は災害時にも有用だし、飴と電子レンジ調理の食品は日常にもいろんな不測の事態にもあればうれしい。
ミニテーブルは「買おうかな〜」と思ってる時にまあ買う理由のひとつくらいにはなるかも。IKEAとかニトリにもよくあるよね。
「デイドリーム・アワー」は全員買ってください。お願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?