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ウィッシュ/カラオケ行こ!/虚構推理 スリーピング・マーダー/他未履修ラノベ読もうの会【1/29~2/4の週記】

・ひどく冷え込んできたけれどもお散歩依存症なので、風速8mでも気温1℃でも散歩を絶やさない。寒いのは得意じゃないというかすごく苦手なのだが、夜9時に急にソワソワして家を出てしまったりする。何故そんなことをするのか、と思いながら……。

・少し暖かい日には近所のランキングコースを走ったりする。最近タイム計測用にストップウォッチつき時計を買ったので、試しに100mだけ全力疾走してみたら18秒であった。小学6年生の平均と同じぐらいらしい。まだ俺は小学校なら鬼ごっこに参加できるということだ。たぶん。

・下記酷評ご注意ください。面白かったー! って人は読まないほうが。

映画『ウィッシュ』あらすじ
魔法使いマグニフィコ王の治める国ロサスでは、人々は願いを王に託し、定期的に行われる魔法の儀式によってその願いを叶えてもらうことを希望として平穏に暮らしていた。ロサスの少女アーシャはそんな王の魔法の弟子候補として、人々の願いを保管する部屋に通される。そこでアーシャは自分の祖父の願いを叶えて欲しいと王に懇願するが、国に仇なす願いかもしれないとして却下される。
ショックを受けたアーシャは、恣意的に叶える願いを選ぶ王のやり方に疑問を覚え、人々がその願いを取り戻せるよう星に祈る。その思いに答えるように、天から舞い降りたスターが皆の願いを叶えていくのだった……。

・はい。まあみんな言ってると思うんだけど、「これがディズニー100周年……?」とは思ってしまうよね。映像的にもそんなに目新しさもなく、単純に映画として退屈だった。特に伏線とかもなく、知恵や勇気というよりはなんか歌ってたらどうにかなりましたってストーリーだし……。

・ストーリー上の突っ込みどころはいっぱいありすぎるので一つだけ言うと、マグニフィコ王、可哀想すぎじゃね? もともと人々は自分から願いを預けてたわけだし、ロサスは歪みは抱えつつもちゃんと治められていた。叶わぬ願いを忘れることで気軽に生きられるようになるという面もあって、実際オープニングでは幸せそうな人々の姿が描かれていたはずだ。

・叶える願いを恣意的に決めていたとはいえ、最初の時点では叶えない願いも別に悪用するでもなく、大切に保管していた。願いを闇魔法エネルギーみたいなのに変換し始めたのは、アーシャたちが侵入してきてそれに対抗するため闇の魔法書に手を出してからだ。

・だからせいぜい「たとえ叶わなかったとしても願いは持ってることに意味があるんだな、私は間違っていた」みたいな感じに改心するエンドかと思っていた。そしたらまさかの、鏡の中に閉じ込められて地下牢行きである。ある意味死ぬよりひどい。いっそ殺したれよ……。

・酔っぱらってて覚えてないんだけど、飲んでるときにいつの間にかチケットを取ってたので(たぶん2/1がファーストデーだったから)、こちらも観てきました。

映画『カラオケ行こ!』あらすじ
声変わりに悩む合唱部部長、聡実くんの前に突然ヤクザ、狂児が現れて言う「カラオケ行こ!」。狂児の所属する組では年に一度カラオケ大会が開かれており、一番ヘタだった者には組長手ずからヘタクソな刺青を彫られてしまうため、それを避けるために歌を教えて欲しいという。狂児の勢いに押され、また声変わりによる歌いづらさに悩んでいたこともあり聡実はついつい狂児に付き合い、他の組員とも関わりを持ったりする。そんなこんなで日々を過ごすうち、やがて奇しくも同日に、聡実の合唱祭と狂児のカラオケ大会の日を迎えることとなる……。

・こちらは面白かったです。なんというかうまく言葉にしづらい不思議な面白さだった。

・観る前は、ヤクザと中学生の不思議な友情と青春、みたいな話を想像していた。そして実際それほど間違ってはいないと思うのだが、実際観てみるとなんか違う。「不思議な友情」というには二人の関係は淡々とし過ぎている気もするし、聡実くん側にしろ狂児の側にしろ、特に相手から大きなものを受け取ってはいない。例えば聡実くんは声変わりの悩みへの一種逃避から狂児に付き合うようになるのだけれど、狂児の存在によって悩みが解決したりはしない(気が軽くはなるものの)。部員との関係など、合唱に関することは依然として聡実くんが解決する必要がある。

・さて、逆に狂児の側は何を受け取ったか、というか聡実くんに何を求めていたのか、ということを考えるとなかなか面白い。もちろん額面通りに歌を教えて欲しかっただけでないことはたしかだ。キャッチコピーの「青春も延長できたらいいのに。」のように、あんがい青春のお裾分けが欲しかっただけなのかもしれない。

・すごく山場があったりするわけでもなく、淡々と進んでいく話なのに、不思議とまったく退屈しなかった。映画部みたいな奴もいい味出してましたよね。

・読んだもの

虚構推理 スリーピング・マーダー あらすじ
岩永は資産家の音無会長からある依頼を受ける。音無はかつてグループ前社長であり自身の妻でもある澄を殺害したというのだ。しかも尋常な方法によってではなく、妖狐に依頼するという形によって。この事実を子供達に知ってもらいたいと思った音無は、「どうやって殺したのか」虚構の筋書きを子供達に出させ、その判定役を岩永に任せるという形をとったのである。
三人の子供(およびその代理人)は戸惑いつつも当時の事件について話し合ううちに、全員に殺意があり、かつ具体的な殺人計画があったことが分かってくる。それを知った澄の自殺だったのではないか、という全方面が丸く収まる結論が出かけるが、岩永は自身の守るべき秩序に従い、澄を殺したのは妖狐ではなく、もちろん自殺でもないという真実を暴き出す。

・「虚構」の方向性がシリーズ毎に違っていて楽しいですね。六花との対決はまだお預け。というかそこが戦うとなかなか鋼人七瀬の時みたいな構図にしかならなさそうだもんな。毎回レスバトルやるわけにもいかないだろうし。次の直接対決でどんな工夫をしてくるか期待。

ストライク・ザ・ブラッド1 聖者の右腕 あらすじ
魔族特区として魔術や化け物が闊歩する人口島、絃神島。そこに住む一見普通の高校生の暁古城は、第四真祖の力を受け継いだ世界最強の吸血鬼であった。その監視役として姫柊雪菜が派遣され、私生活でも学校でも付きまとってくるようになる。そんな折、ロタリンギアの殲教師オイスタッハとホムンクルス、アスタルテが絃神島の要である聖遺物を求めて潜入していた。古城と雪菜は絃神島の崩壊を食い止めるために二人と戦うことになる。

はたらく魔王さま! (1) あらすじ
異世界エンテ・イスラで勇者に敗れ、ろくな魔力もない状態で日本にやってきた魔王サタンは、真奥貞夫としてファーストフード店でアルバイトをしながら極貧生活を送りつつ、エンテ・イスラへの帰還を目指していた。そんな魔王にとどめを刺すため勇者エミリアも日本へと渡って来ていたが、魔王と同じく異世界移動によって大半の力を失っており、コールセンターで働いていた。
そうして日本の生活に馴染みつつある二人だったが、その二人を消すべくエンテ・イスラから大神官オルバと、かつて勇者に滅ぼされたはずの悪魔ルシフェルが手を組んで日本にやってくる。力を失っている魔王と勇者は苦戦するが、人々の絶望や苦悩を魔力に変換できることに気づいた魔王はルシフェルに大規模破壊を起こさせることで魔力を取り戻し、またその力で破壊をも食い止める。こうしてルシフェルたちを倒し、再び力を使い果たした魔王はまた日本での生活に戻っていくのであった。

・未履修ラノベを読もう月間。これからしばらくはちょいちょい読んでいこうと思います。アニメ化されてるのも多いけど、自分の性格的に原作で読んだほうが手っ取り早いやってなっちゃう。

・ストライク・ザ・ブラッド。すごく王道なラノベってこうだよな、っていうやつ。中二的パワーと美少女とちょっとサービスシーン要素もあったりして。かつ設定はかなり凝ってそうだし設定厨には垂涎かも。

・はたらく魔王さま。こっちもわりとドタバタコメディじみていながら設定はかなり細かそう。もっと日常系かと勝手に思ってたけど相当派手に戦ってた。傘返すところのエミリアがめっちゃ可愛くて良かったですね。

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