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わかってもらえるさ

わかってもらえるさ

RCサクセション(以下RC )の曲に
「わかってもらえるさ」という曲があります。
シングルで発売されたが全然売れなませんでした。
所属事務所でのゴタゴタに巻き込まれ不遇な時を過ごした、
そんな時代の曲です。

この曲のこれまでの捉え方(私的)

この曲のサビに
「気の合う友達ってたくさんいるのさ 今は気付かないだけ
街ですれ違っただけで分かるようになるよ」という歌詞があります。

この曲を作った忌野清志郎さん(以降キヨシロー)は
不遇・冷遇の時期を過ごしていて、誰もわかってくれていない時に
皮肉的に「わかってもらえるさ」という歌を作ったと思っていました。

実際そのように解釈されているのですが、最近こう考えるようになりました。

この曲の今の捉え方(私的)

今この曲の捉え方は上記とは違います。
キヨシローは、RCのよさがいつかきっと
みんなに分かってもらえると
本気で本当にそう信じていた、そう考えるようになりました。

そのためにどうしたらいいか、RCの曲「よォーこそ」の歌詞から引用すると「バカな頭で考えた」ら、ロンドンでパンクロックというのが流行っているから曲をシンプルにしてみるか、パンクロッカーのように髪をツンツンに立ててみるか、デイビッド・ボウイみたいに化粧してみるか、衣装も派手にしてみるか、というようにアイデアが降って湧いてきたのではないか。
そんな風に思うようになりました。

キヨシローの思惑は大当たりで、「わかってもらえるさ」リリースの数年後RCはブレイクしました。

不遇時代でもみんなに受け入れられるという「確信」というゴールがあって
それを達成した気持ちで「じゃあどうすれば」と考え感じて行動した結果が
ブレイクになったのかと、思っています。
異論・反論はあると思いますが、
あくまでも私的な捉え方なので、ご容赦を。


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