見出し画像

真っ当に、自由に生きる

閉塞感を乗り越える

 日本人の多くは、金で脳を破壊され良心を失ったゾンビとなっている
のではないでしょうか。
 閉塞感とは、ゾンビが醸し出す空気です。空気が作り出した牢屋の中で、夢も希望も失い、善悪の判断さえつかない、人々がうごめいています。
 『今だけ、金だけ、自分だけ』は小賢しい人間の浅ましい知恵の集合です。
そこには、理想も大志もありません。どうありたいかが自分の胸の中になければ、打算と利己主義による、姑息で卑怯な生き方になってしまいます。
 素直に、身の回りにある現実の閉塞感を見つめ、何としても乗り越えたいと考えています。

心が塞ぎこんでしまった原因

  • 経済的衰退・社会の荒廃・政治の無能・コミュニティの崩壊        
    かかる状況の中で、労働環境の破壊が凄まじい勢いで進んでいます。

  • 拝金主義の蔓延と正義感の喪失
    生きて行くためには、従属と我慢しかない状態になっています。

 憂鬱な朝、思うところは、何をどうすれば良いか分からない、信頼出来る人がいない、ひきこもり、いじめ、過労死、etc.
 筆者が思うに、ゾンビが多数派になったのは2000年頃だと思います。
 人々の生きる意欲が、世の中から消えてしまったと感じました。
 ゾンビに取り囲まれた状況は日々悪化しています。強くならねば、人としての尊厳どころか、生存が危うくなっています。

猿山の猿

 人類は有史以来様々な変化に対応し、進化し種の保存を図って来ました。とはいえ人間も動物です。猿山の猿と同様に、強いものに忖度し、弱いものには横柄に振る舞う。経済が右肩下がりになったことが事態をより深刻にしているものと思われます。
弱きを助け強きを挫く』、『武士は食わねど高楊枝』と『ある種の諦観』を念頭に、生きて行きたいものです。

同質化

 日本人は、何故か同質化を望みます。皆と同じであれば安心だし、考えなくて済む、そして対立を回避出来るからだと思われます。
 人と同じであれば、或いは我慢していれば、生きていける時代は終了したという認識を持たなければなりません。
・おかしなことをおかしいと言えないー>空気を読み、議論を避ける
・人と異なる行動は排除の対象となるー>同調圧力に抗えない
・やり過ごす為に、取り敢えず人と同じにするー>思考停止
・赤信号、みんなで渡れば、怖くないー>日本文化の象徴

 筋が通らないことに、異を唱える勇気を一人ひとりが持つことが望まれます。そうしなければ、壊れた社会はさらに沈んでいきます。

お上

 日本人はテレビ番組の水戸黄門の顛末見られるように、お上という意識が根強く残っています。『最後は、お上が何とかしてくれる』という奴隷根性が、権威主義をささえているのです。
 権威に、序列が絡まった組織形態は明らかに金属疲労を起こしています。組織の安定化のための序列は、前例主義によって、さらには組織の硬直化が進行し、無自覚な意識が事の善悪の判断を曇らせることになります。

 茹で蛙に、煮え湯を飲ませるような社会の現実を直視して、一人で考え、一人で行動する位の覚悟を持ちたいと思っています。

日本的経営の終焉

 右肩下がりの経済は、リストラの常態化、非正規労働者の増大を余儀なくしました。大きな変化は企業が人を育てなくなったことです。
 格差社会は、『わたしの会社』というコミュ二ティを消失させ、光の当たらない役割を担う職場では、多くの齟齬が発生しているものと思われます。現場で働く人が仕事への、責任感とやる気を失えば当然の帰結です。

人生戦略

人生戦略:目的連関図

 牢屋の中に閉じ込められて、毎日、地面に深い穴を掘らされて、埋め戻すという作業を繰り返すような人生では、やがて発狂してしまいます。
 自分の意識に生きている意味理念として設定します。人生の最上位目的に思いを巡らせ、何をなすべきかを思考し、日頃から行動に移します。  
 副次効果として理念は、ゾンビから受ける攻撃に対し不感症になります。
 理念に基づく行動は、やがて強固な信念・使命感として結実します。

 筆者は『遍く多くの人を幸せにする』と設定しました。何故そうしたか
は、長くなるので省略します。
 ・後期高齢者と思われる、お爺さんが運転するタクシーに乗り、金も
 ないのにチップをあげました。暫く、心地良い気分になりました。
 ・電車の中で、具合の悪くなった人を見て、車掌を呼びました。見てみぬ
 振りをしていた人も手伝ってくれて、嬉しくなったところです。
 ・過去に筆者が行ってきた行動の判断の中で、間違っていたなと思うこと
 が頭に浮かび、未熟だったなと反省することが出来ました。
 ・市民農園の共用部分に生い茂った雑草を一人で取り払いました。誰も
 やらないので。
 どう生きたいかを、意識の根底に据えれば、判断基準が変わり、行動が変わります。金持ちか、貧乏人か、それだけの価値観しかない人生は、実に、
つまらないと思いませんか。

 真っ当にに生きるとは正義感、良心、勇気、強さ、優しさ、美しさ等を 自分自身という実験材料を使って磨いて行く作業です。その作業の中心にあるのは利害関係に影響されない理念です。

スキーム:真っ当に生きる

行動指針

 強いものに、しがみつく人間しかいない社会を見続ければ、自身の頭の中が混沌としてしまいます。内なる良心に従って、かつ孤高の士として行動します。

  • 真っ当な人間で構成される、新たな社会を創造する

  • 内なる良心に従って真っ当な生き方を構想し、設計し、実現する

  • 折れない心、諦めない、出来る理由を発見する、行動する

  • 凛として生きる、背筋を伸ばして前に進む、人様に舐められてはならない

現在地の確認

 理念を軸に行動すれば、気分良く志のある人生が送れます。
やりがいを見つけ懸命に働けば充実した生活が得られるはずです。
結果が思わしくなくても、自ら設計した人生の実証実験の結果だと思えば、後悔することはありません。覚悟があるか、ないかの問題です。

 生産という観点からすると、人に何らかの有用性がなければ、悲しい
かなその存在は認められません。
 人間社会も生存競争の中にあります、考え抜き生きる術を捻り出す
ことが求められます。
 今の自分に出来ることを羅列し、応用範囲がないか思いを巡らします。
やりたいこととの掛け算で、世に通用しそうな出来る理由を見つけます。
 進むべき方向感を定め、行動に移します。何も見つからなければ、
取り敢えず、糊口を凌ぐ術を考えます。

取り敢えず、糊口を凌ぐ

 雇用する側は、生産(金儲け)という観点に於いて、有用な人間が欲しい。 
文句を言わず、決まりきった仕事をこなして欲しい、それだけです。
 煎じ詰めれば、使う側も使われる側も、自分が生き残りたい一心で行動しています。それだけでは、心は折れて、曲がっています。
 この環境を修行の場として捉えます。まずは働いて、糊口を凌ぐだけの
お金があれば良しとします
。仕事を通じて、目的・目標をより明確し、実力を高める作業です。折れない心を、身に纏えば、怖いものはありません。
 間違っても、職場環境に迎合し、心を縛られてはいけません。人様からの
評価は原則として無視します。 

基盤を作る

 人間あるもので、戦うしかありません。あるものを最大限に活用し、修練を繰り返すことによって、自分の実力を上げて行きます。

  • 作法:どんな職場にも作法があります。挨拶、名前の呼び方等々、
    所謂、しきたりであり作法です。自分の望む仕事が出来る環境を得る為
    には、我慢せざるを得ないところです。
     とはいえ一人でも話し相手が出来れば、自分の居場所が確保出来ます。

  • 現場:先ずは、懸命に働きます。貢献出来る局面を見つける作業です。
    どんな現場にも問題はあります。
     小さなことでも、自分の意思を入れて改善・改良を施します。
    AI・ロボット化が進んでも、尚、必要となる工夫であれば最高です。
    それが知識・ノウハウ・経験となります。尚、成果がでたら手柄は
    他人に与えます。
     自分が好きになれる仕事を見つける場所は現場です。

  • 指示命令系統:誰もが出来ないと思う目標を無理強いする、或いは
    目的が明確でない。将来展望がないと士気は当然下がる。
     士気の向上が管理職の仕事です。彼らの能力、やり方を観察するのも
    一興です。保身に走る人間が多い、この辺りが日本の病理の本質です。

  • 社長:修行の一貫として、心の中で社長代行をやってみましょう。
    会社の性格は、社長の器量によって決まります。どんな意思決定が、
    なされているかを推論します。自分なら、どうするかを真剣に考える
    のは、良い鍛錬になります。

  • 会社の強み:営業力か、技術力か、はたまた、あこぎな経営手法なのか、会社が存続出来ている理由を探索します。
     強みを再編成し、存続出来るを強化する方法を考えます。これもまた、
    知識の強化になる鍛錬です。

  • 視界を広げる:『我以外皆我師也』という視点で、世の中を見つめ直し、
    凝視し、考察します。
     例えば、ゴミ箱が撤去され、街でも駅でさえ見つけることは困難です。
    筆者は、極めて合理性を欠く行為だと思います。何とも不便です。
     小さなことでも解決する手段はないかと考えてみる、新たなビジネスを作るには、良い鍛錬です。
     考えることに、金はかかりません。脳に命題を与えておけば、寝ている
    間も、脳は勝手に考えてくれます。

  • 評価:雇用する側の要求と、自分の望む将来の姿との対比を行います。
     定年迄、会社にぶら下がることが望める経済状況ではありません。
     評価をするのは非雇用側です。自身の意欲能力も測った上で対応策を決定します。

希望の水獣と対応策

 真っ当に生きる為に、理念として意識に植え付られた、自らの正義感が、ゾンビ社会の中で生きるための、胆力となって機能します。 
修行によって、目指すべき新しい社会の構図が見えてきます。

鍛錬 

 自身が社長のつもりで仕事を考え、自力で稼げるまで現場での研鑽・
鍛錬を重ねます。例え凡庸であっても、目的意識と諦めない気持ちがあれば好きな仕事も出てきます。新たな社会のためのビジネスを作るのが、その
最終目的です。『凡事徹底』の世界からの脱出を試みましょう。
 自分の仕事だと、使命だと思えれば、本気度が変わります
出来ない理由を振り切る鍛錬は、見る、考える、試すの繰り返しです。

  • 見る:世の中の動き、会社の動き、職場の動き、現場に困りごとはないか等、つぶさに観察します。解決策はないか、新たなひらめきを求めて歩く、見るとは、やりたいこと、或いはチャンスを求めて歩くことです。

  • 考える:やりたいことの構図を描きます。理想を描く、現実との差分がやるべきことです。技術的な不足があれば、研鑽・鍛錬の繰り返しです。

  • 試す:マーケットがあるかどうか、試してみる。自力で稼いで、自信が
    湧いてくれば、鍛錬は加速します。

勝負

 人に使われたくないだけでは、勝負になりません。勝負とは独立を意味します。度胸も必要だし、常に考え続ける気力も必要です。
 勝負を帰趨を決めるのは執念にもにた信念であり、困難があっても続けることが出来る程、好きな仕事であることです。

  • 完璧主義:準備を完璧にしてから行動に移したい、それは不可能です。絶対に勝てる勝負というものは、ありません。踏ん切りをつける度胸があるかないかの問題です。これは経営者としての資質です。

  • 存在理由:ヤりたい事への思いの強さが存在理由の根源です。それが、
    経営理念です。それを分かり易い言葉で表現します。多くの企業の理念を
    読むのは意味のある作業です。

  • 立ち上げ:事業立ち上げ時には、看板も実績もありません。創業者は皆この苦労を乗り越えています。だから彼等は強いのです。目的に向かう執念です。

  • 信じる:お客のためを思い、部下のためを思う。念ずれば通ずです。自分を信じ、人を信じれば、人はついて来ます。一方で、人に頼り切っては、足元をすくわれます。信じると疑うことを同時にこなす必要があります。

  • 目的・目標の共有:目的関連図を描きましょう。目的と手段の関係を明示します。組織の合意形成を図るとともに、変化に対応して変更することで臨機応変な経営を目指します。

  • 頭の中に虫:筆者の見た経営者は、事業を起こさずにはいられない虫が頭の中に居たように思います。リスクは高いし、孤独だし、心の休まる時はないし、要するに勝負なのです。

コミュニティ

 閉塞感の中、日本は何処へ進もうとしているのか。どんな国を目指すかを語るリーダーも見当たらない状況です。
 原発、オリンピック、コロナ、異常気象、等々、問題が山のように噴出しています。金まみれのゾンビが差配する日本では、為政者の利益が最優先で
あり課題解決への方向付けは期待出来ません。
 最早、『日本は国の体をなしていない』と言っても過言ではないと考えられます。 

  • 天下国家:市井の人が、さりげなく天下国家を論じられるコミュニティを作りたいと思っています。政治が無能であるが故に、日本の意思決定は、民意とはかけ離れてしまっています。
     呑み屋での政治談義から、一般意思の形成に寄与したいと考えています。思っていること、考えていることを交換する中で、打算なしで話せるコミュニティを作りたいと考えています。日本人に議論する能力が有るか無いかの検証作業になります。

  • 帰れる場所:日本人は帰る場所を失っています、故郷がないのです。
    高度成長の母体となった、農村というコミュニティは衰退し、サラリーマン社会というコミュニティも崩壊し、地縁・血縁による結びつきも、会社という看板による結びつきも消え去りました。
     利害関係を伴わない新たなコミュニティを作りたいと思います。
    志のある人の集まりです。
     人々が行き詰まった時に、抱きしめてあげられる自分になりたい。
    そういったことを期待出来るコミュニティを作ります。
     食料危機に備えて、市民農園でサツマイモ作りに挑戦しています。

試し堀り 2022/09/10
開墾・定植
活着・成長期
成熟期・試し堀り

その他

下流老人 GGG もう一度人生を考える:ものぐさ VS さつま芋 @2022

Youtube     ①Spreadsheet,②自立と共生


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?