エネチェンジのビジネスモデルの考察

こんにちは。引き続きエネチェンジがギャンブル相場になっており、上場維持できれば株価はあがるという勘違いが多いので、ビジネスモデルを整理しておきます。

まず、ev充電事業ですが、国から補助金もらって、spcに高く売りつけて、利益あるようにみせかけてました。不正会計を実態会計に合わせて考えると、とにもかくにも充電してくれる人がいなければ、充電設備の減価償却費、管理費用、社員の人件費、宣伝費で大赤字です。
では、需要はどれだけあるのか考えると、エネチェンジはほぼ目的地充電なので、ホテルや郊外のゴルフ場など設置してます。さて、それに対して需要サイドで考えましょう。まず、毎週ゴルフいったり、ドライブ好きな人は長距離移動前提なので、hvを志向します。またもう一つの需要層、近距離しか移動しないけど、補助金もらえるから買ったevユーザーはそもそも遠出する頻度がすくなく、家に充電装置がついてるケースがほとんどです。(装置工事費込みで50000円程度) 最後の層で、evなりhvなりで、たまに遠出した人は、急速充電器をつかいます。となると、誰がエネチェンジの割高普通充電器をわざわざ使うのでしょうか?

エネチェンジは稼働から九ヶ月たてば損益分岐こえると主張してますが、それらの充電器エリアがどこかを開示してないのが嵌め込みだなとおもいます。当然ですが、まだかろうじてユーザーの多い東京などであれば、損益分岐をこえるケースもあるでしょう。環境意識の高い企業の営業車の充電とかもあるでしょうし。

ただ、それでおわりです。1km走るコストがガソリン車を大幅に下回らない限り電気自動車が普及する未来はあり得ないでしょう。エネチェンジはさらに、その状況になりつつ、かつ、遠出してくれる人がふえ、かつ、目的地で都合よく充電必要がでるようにならないと大赤字継続なんです。

つまり、ビジネスとしてとっくに詰んでるんです。
太陽光を使ったり、蓄電池から電力をながしたりなどやってますが、利益率を改善するためではありますが、前提として大規模な需要増加がなければ、さらなる赤字の増加です。

定額ユーザーの募集もはじめましたが、加入するのは近くのエネチェンジ充電器を利用できると誤解したひとたちでしょう。残念ながら、全充電器の半分程度しか、定額対象ではありません。これは、ていのいい株価対策ビジネスだったとおもいます。だまされて、加入した人も増えるでしょうし。

なお、電力切り替えは、電気代差額チューチュービジネスなので、黒字にはなるんじゃないでしょうか?電力データ管理は、数分単位とかのリアルタイム需要がわかったところで、発電量調整なんか容易ではないので、需要はないとおもいます。つまり、各家庭の個別リアル需要がわかったところで意味がほぼないわけです。

結論として、エネチェンジがビジネスとして投資対象になることはないでしょう。ただし、脱炭素(?)だからという理由で、sdgなんたらな投資ファンドがかうかもしれませんね、赤字覚悟で。

以上です。

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