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堕ちた偶像。


世界水泳で華々しい結果をたたき出した瀬戸大也選手。



わが町、毛呂山町の出身で、毛呂山町の英雄である。


毛呂山町泉野小学校、毛呂山中学校卒業、JSS毛呂山スイミングスクールに通い、わずか5歳の頃から、その恐るべき才能を発揮しはじめた。


毛呂山町には、「瀬戸大也選手を応援する会」もあり、熱心な瀬戸大也ファンが
応援を続けている。



瀬戸大也選手は、大会の都合もあり、都内に居住していたが、
父母の実家は毛呂山町にあり、籍は
毛呂山町にあった。


世界水泳の記録をもち、毛呂山町の英雄として、祝勝会や祝勝パレードも行なわれた。
私はそれらを目の前で見たのだが、写真は1枚も無く、ましてや動画にも
アップしていない。
理由は、「瀬戸大也選手を応援する会会長」の承認が得られなかったからである。


そして、結婚。
入籍届けは、二人で毛呂山町役場にそっと訪れ、入籍届けを提出した。
あくまでも、毛呂山町町民として
「瀬戸大也選手を応援する会」の
顔を立てたからである。


突然生じた、不倫騒動。

これは、テレビや新聞そして週刊誌に
報道されることとなり、日本全国の
話題となったものである。


毛呂山町の英雄は、一部の心無い町民から手厳しい報復を受けた。
何の罪も無い、実家の窓ガラスに石を投げつけて、窓ガラスを叩き割るという、なんとも理不尽な行動をとる町民もいた。

ネットでも叩かれた。
ネットで無責任なことは誰でも言える。

私達は、こういうことになった時にこそ、毛呂山町の英雄を、庇い、支えなければならないとおもった。

そして、瀬戸大也後援会の人達は
必死に応援し続けた。


そして、東京五輪。
手抜きをして、まさかの予選落ち。

これで、毛呂山町町民もガッカリした
者が多数出た。

それでも
「瀬戸大也選手を応援する会」は
必死でエールを送り続けた。


そして、パリ五輪。
200m個人メドレーで、全体5位で
決勝進出。

さて、この結果は?


実は、この下書きは、8月2日の18時に書いている。
結果がメダル獲得ならば、安心して投稿できる。


しかしながら、結果は7位。
「これがオリンピック競泳史上最年長記録ならず。」という見出しもついた。

また、何とでも言えるネットで酷評されるのかも知れない。

しかし、私は、この記事を投稿することにした。



瀬戸大也選手は30歳となり、スイマーとしての峠は過ぎ、ましてや、生きのいい新人が次々とでてくる世界。

そんな中にあり、立派な成績であるということは、やはり
毛呂山町町民としての誇りとも言えるのであろう。





             完


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