エッセイのようなもの:「川のギャング」
カワウは川のギャングと言われている。
貪欲な食欲で、川魚を何でも食べてしまう。
川魚だけでなく、民家の池の鯉や外に出している金魚鉢の金魚も食べてしまう。
しかし、別段、人を襲ったりするわけではなく、ダイサギなどの鳥を襲ったりするわけではない。
ただ、魚を沢山食べるだけである。
これは、生存のため、当たり前のことを行なっているだけで、ギャング呼ばわりは可哀想である。
鳥なら、カラスのほうが、
たちが悪い。
ゴミ箱をあさって、散らかしたり、時には大群で、人間の赤ちゃんを襲うこともある。
妻は、カラスに頭を突っつかれたことがある。
そして、カラスの食欲も貪欲である。
ただ、カラスは川に住んでいないので、ギャングの呼び名は、カワウとなった。
カワウがとても可哀想である。
カワウがのんびりと、日向ぼっこをしている姿を見かけると、なんだか、心が癒やされる。
終わり
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