例題

小学1年生の算数を参観日で見て驚きました。先生が段ボールと思われるもので大きいバスのパネルを作ってます。どう使うのか…

先生「初めバスに3人乗っています。はい、○さん・△さん・□さん、乗って下さい」
列の前から順番に名前を呼ばれてその子たちは前に出ます。パネルの後ろに立ち「バスに乗って」ます。

先生「オレンジバス停で4人乗ってきます。はい、☆さん・♡さん・※さん・#さん、乗って下さい。」
その子たちもバスの後ろに並びます。

先生「はい、それでは今バスに何人乗っていますか?」「1・2・3・4・5・6・7、そうですね。7人ですね。」

ほほぅ、足し算のようです。

先生「次にリンゴバス停に行きます。ここで5人降ります。○さん・△さん・□さん・☆さん・♡さん、戻って下さい。」

子どもたちはきゃっきゃ喜んで遊びのようにお勉強しています。授業時間は限られるはずだけど、一番大切なところだからか時間をかけて教えてくれています。そういえば、普段と違って参観日って先生もいろいろ小道具を準備していたと思い出したりもしました。

これは「増えたり減ったり」というお勉強らしいです。足し算引き算の前段階、ここでつまずくと何も分からないまま時間だけが過ぎ行くことになるので、しつこい位に繰り返し宿題も出ていました。

夜、娘に分かっているのか試しに簡単な問題を出しました。

私「バスに2人乗っています。3人乗ってきました。今何人バスに乗っているでしょう?」
娘「5人!」
私「正解!」

主人もこれにのってきました。少し難しい数字を使い、バスから降りるも使っています。ここで大切なことを思い出します。

“自分も答えを覚えておかなくてはいけない”のです。ただ言いっぱなしで終わり、とはいかなくて頭の中で足して引いて娘に合ってるか、もし間違えてたらどこで間違えたか教えてあげなくてはいけません。頭の悪い私は下手な数字を使ったり3回以上足したり引いたりしたら初めの方を忘れてしまう、なかなか悲しい現実です。

考えあぐねてせこいことをしました。
私「ママと娘が家の車で出かけ、お迎えに行った(友達の名前)ちゃんとお母さんが乗ってきました。」
これなら人数間違わないし覚えてられる、続けます。
私「(友達の名前)ちゃんとお姉ちゃん、お母さんの3人もお迎えに行って乗ります。今何人?」
娘「7人」
私「正解!」「では幼稚園で5人降ろします。」「今車に何人乗ってるでしょう?」
娘「2人!」
私「正解ー!」

物語として覚えないと振り返れない私の脳…この先思いやられます…

娘「もっと問題してー!」
と無邪気な娘、もう考えられないと謝ると「じゃあ…」と少しの時間がすぎます。

娘「問題です!私がYouTuberだとします。」
???
またとんだ発想が飛び出しました。この先どうするのでしょう。
娘「9人見ています。グッドボタンを8人押してくれました。あと何人押してもらったら全員になるでしょうか?」

どんな発想か、現代だからこんな問題を考えるのでしょう。成立していて間違ってもいないのでちゃんと答えてあげました。それにしても「グッドボタン」、笑ってしまいました。娘にはYouTuberじゃなくてもグッドと言ってもらえるように大きくなってほしいです。

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