バイク教習1

 午前中にバイクの教習に行ってきた。元々興味があり乗れるようになりたいと思って教習を申し込み、今回が2回目であったのだが、早速心が折れかけている。

 というのも、バイク教習で一番最初にやることは「引き起こし」という倒れてしまったバイクを起こす作業ができるようになるよう練習することなのだが、それが全くもってできないのである。何せ当方生まれてこの方「太れ」と言われたことはあれど「痩せろ」と言われたことはない虚弱体質なもので、そんな者が200kg台の物体を起こすなどというのはおいそれとできるものではない。

 じゃあバイクに乗るのを諦めた方がいい?正直なことを言うと私もそう思う。「引き起こし」もさることながら、バイクをまっすぐに立てる為の「センタースタンド」をかけることもできない。しかも、バイクの重さに慣れていないせいで、一人でハンドルを持って支えるということも危なっかしい始末である。まだ2回目であるが、教官がイライラしているのが伝わってきて非常に辛く居心地が悪い。普通二輪のバイクを扱えないからと、小型のバイクに乗ってギアチェンジなどの練習をするよう言われるあたり、今からでも小型二輪の免許取得に切り替えてから限定解除をするという手順を踏むべきなのではないかと思う。

 しかし、ネットを見れば私より小柄な人でも「引き起こし」も「センタースタンド」もできていて、普通二輪どころか大型二輪を乗り回しているあたり、本当に何かコツがあって、それさえ掴めばできるようになるのだろう、と信じたい。家にバイクがあれば触れて慣れることもできるのだが、そんな訳にもいかないので明日も教習に行って教官に嫌な顔されながらバイクと格闘するのである。

 なにしろ申し込みの段階で一通りの金額を払ってしまっている。金額的にも試行回数的にも、諦めるにはまだ早い、はずだ。

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