ベースを始めたキッカケと初代ベース購入、そして後悔
僕がベースを始めたのは17歳のころでした。
キッカケはファミレスでアルバイトしてた時に、一緒にアルバイトしてた同級生のダンが
「最近ベースが抜けたから探してるんだよね」
という一言でした。
ダンは小学校から知ってる間柄だったけど、本格的に話したのはアルバイトが一緒になった高校生になってから。
どうやら同級生バンドをやっていたけど、それまで一緒にやっていたベーシストが抜けてしまって探してるという。
それに僕が
「やりたい!」
と挙手したのが始まり。
元々中学生の頃からGLAYを皮切りに音楽にハマり始め、いつかバンドをやってみたいという興味がありました。
だから願ってもないタイミングでした。
実のところ本当はギターをやってみたいと思っていたけど、恐らくバンドあるあるでもありますよね?
【ギターはいるからベースが欲しい】というパターン。
まあそれでも僕にとっては音楽が出来るという点においては、ベースでもいいかと思うところでもあったんです。
ぶっちゃけこの頃は、ベースの役割さえよく分かってなかったのが本音でした。
「GLAYのJIROポジだよね?」
ぐらいの感覚です(笑)
そして僕は休みの日にバイトの給料を握り締め、ダンと共にチャリを漕いで楽器店へと向かいました。
初めて入る楽器店、当時はめちゃくちゃ緊張していたと思います。
当然どんな楽器を買っていいのか全く分からない僕は、ダンと店員さんにアドバイスを貰いながら1つのベースを手に取りました。
有名な楽器メーカーであるフェンダー。
その黒いボディのベースに何となく惹かれたんです。
約8万円ほどもするベースでした。
さらにアンプやシールド、ピックなど諸々込みで総額10万円にもなったと思います。
普通なら高校生に早々手が出る金額ではないのですが。
アルバイトで稼いだお金がある! 金はあるんや!
一目惚れしたベースを諦められず、ほぼ即決で購入しました。
弾いたこともないのに。
ハッキリ言ってベース初心者だったら、そんな高いベースは要らないと今なら思います。
だってその時はまだ、ベースが続けれるかも分からない。
途中で嫌になって辞めるかもしれない。
練習をして弾けるようになって楽しくなって来たら、後から高額なベースも視野に入れればいい。
でもその時は、変に妥協したくないという謎のプライドがあったし、後の事など微塵も考えてませんでした。
若さゆえの勢いだろうなと、つくづく思います。
店員から見れば、アホだなこいつと内心笑われていただろうな(知らんけど
ドキドキしながら初めて購入したベースを専用のバッグに入れ、アンプは手に持って自転車置き場に向かいました。
そのまま重たいベースを背中に担いで、さらにアンプを片手で持ったまま自転車を濃いで帰路に着きました。
距離にして数キロあったけど、元気よく家に帰ったのを覚えています。
今じゃ絶対考えられない。
絶対車を使う。
というか車じゃないと無理!
ベースとアンプ持って、チャリで数キロ漕ぐとかバカじゃないのかとさえ思ってしまう。
さすが10代。
こればかりは当たり前だけど、当時はやっぱり若かったなと思いますね(笑)
話しが逸れてしまったけど、それが僕のベースデビューでした。
そして今持っているベースがその時の・・・と言いたいところですけど。
実は随分昔に初代ベースは手放してしまったんです。
初代ベースを買ってから約2年後。
新しくベースを買うことになるのだけど、それが今現在も持っているベースになります。
つまりは2代目のベースです。
手放した理由は非常にシンプルかつバカな理由。
「あとから買ったベースの方が高額だったから、こっちは要らないや」
という、本当にバカな理由で手放してしまいました。
本当に今、初代ベースを手放してしまった事を後悔しています。
だから今持っているベースは絶対に手放さないし、これからも大事に弾いていきたいと思っています!
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