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読書スピードと遺伝の関係

読書スピードは75%遺伝の影響を受ける

 日本人の平均読書速度は1分間に400〜600文字程度と言われています。平均に届かない人でも、読書に慣れたり、語彙を増やしたりすれば少しは早く読めるようになると思います。

 しかし、最近読書スピードは75%遺伝の影響を受けるという話を聞いて衝撃を受けました。昔から読書が好きで早く読めるようになるにはどうすればいいのかと巷に溢れている速読の本を買ったり、読み方を工夫したりしてみました。

 結局何も変わらず。今となっては、早く読みたいという欲求は微塵もなくなってしまいました。

僕の読書スピードは300文字。

 かれこれ読書暦20年の僕ですが。とにかく読むのが遅い。小説はともかく、教養書などを読むときは本当に苦痛で、なかなか頭に入らず、毎回心が折れそうになります。
 
 会社の資料なども人よりも読むのが遅く、理解力が乏しいので馬鹿にされ、悔しい思いをしています。なぜここまで理解力、読解力がないのか。何度読んでも頭の中で要約ができず結局何が書いてあったんだっけ?という感じです。

 文字を早く読んでも文章をなぞっているだけでまるで内容を理解できず、意識してかなりゆっくり読まないと理解できないのです。  

 400ページの文庫本なども読み終えるまで13時間ほどかかるのでなかなか積読が減りません。

早く読むのを諦める

 遺伝の影響75%。という事実を聞いて、自分の体験からこれはマジだ。という実感があったのでもう早く読むのは諦めました。とにかく自分が理解できるスピードを意識するところから始めました。そこで導き出されたのが、1分300文字だったのです。

 これは正直かなり遅いです。小学校低学年レベルですが、こればかりはどうにもならないのであとは工夫するしかないと思います。

一度に読める文章量を把握してみる

 自分は文章を読んでも頭に残りません。読んだ側から頭の中でバラバラになって消えていきます。これは一体何故なのか考えた結果、自分には一度に把握できる文章量が思った以上に少ないんではないかと思い、どれくらいなら把握できるのか注意して読んでみました。

 一段落はとてもじゃないが無理。せいぜい多く見積もっても一文(およそ30〜40文字)いったところでした。一度に処理できるのがギリギリ一文。心が折れそうです。

楽器の練習方法を思い出して

 僕は学生の頃楽器をやっていて、練習の仕方が少し独特で、二小節ごとに区切って何度も覚えるまで反復するというやり方をしていました。覚えられる範囲がギリギリ二小節だったのです。4小節を一区切りにして何度練習してもまるで覚えられませんでした。

 安定して記憶できる範囲が2小節だったのです。本能的にそのやり方が自分に合っていたのでしょう。

スキミングと残り25%の努力の仕方

 自分のように読書スピードが遅い人間にとってその遅さをカバーするにはスキミングという読み方が効率的だという記事を読んだことがあります。

スキミングとは「文章の中の要点を素早く読み解き、文章の全体像をつかむ」という読み方です。

 本の中身を全部読んでいたのでは日が暮れてしまいます。そのために要点を理解する必要があるのでしょう。しかし、これも速読と同じようにファンタジーではないのかと思われますが、まだ速読よりかはいくらかリアリティがあります。

 果たして本当にスキミングなるものができるようになるのか。おそらく自分にはできるようにはならないと思いますが、とにかく読書スピード、読解力は75%遺伝の影響を受けるわけですが、25%は自分でどうにかできる余地はあるので、できることから始めていきたいと思いました。

 ここまで読んでくれてありがとうございます。

 

 

 


 

 

 

 


 

 

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